1人読書会:「ローカル線―なつかしくて、あたたかい風景」遠藤純:癒されるけど、気持ちがざわつきもする本。

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字を読むには少々疲れている気がしたので、
なにか写真系を、と思って図書館の写真本コーナーで手に取った本。

「なつかしくて、あたたかい風景」と表紙にあったけど、その通り。
長閑な自然と古ぼけた車両が美しい。
でも廃線になったという記述も多い。
利用者減で仕方ないのだろうし、そもそもよくこんな短い路線作ったな、バスで良かったじゃん、とも思うが、
そういう時代だったのかな。
雪にまみれた雪国の路線なんてメンテの苦労を思うと、
こんなことしなくてもいいのにと思ってしまう。JR北海道みたいな大きい所でも苦労してるものねえ。
綺麗な風景と列車の写真で癒される感覚と
消えていくだろうものに対する切なさと(写真自体、1980年代とか90年代の古いものもあり、昔の空気感がある)、
頑張っても報われる訳ではない、永遠には報われ続ける訳ではない労力とを思って、
複雑な気持ち。
なんだか気持ちがざわついた。
ここ最近、旅行や自然から遠ざかってたからか、こういうのを受け止める下地が無くなってるのかもしれない。ピアノなんかも久々だとこんな感覚になる。上手く受け止められなくて、気持ちがしっくりこない。干からびてたみたい。なんとかしたい。
でも本自体は良い本だった。

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