1人読書会:「港の底」ジョゼフ・ミッチェル:良い気はするけど、よく分からん

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表紙の絵に惹かれて選んだ本。

「港の底」ジョゼフ・ミッチェル。
「ニューヨーカー」のライターで、1950年代前後の作品。
オシャレで良い気はしたが、正直良く分からない。
短編集で1作品数十ページだが、その前半半分くらいは海や漁や港の細かい記述が続く。
最初はこの小説がどこに向かっているのか、そもそも小説なのか、がさっぱり見えず不安な気持ちになる。
後半で特定の人間が出てきてちょっとしたやり取りがあって古き良き猥雑なアメリカ的な交流はあるが、それも短く、何かが起きる訳でもなく、味わい方が良く分からない。
ルポタージュだったのね、と読み終わってからAmazonや読書メーターをチェックして知る。
文章はシンプルなので、原書で読むと読みやすく味わい深いかもしれないが、魚の名前や漁の網の説明とか日本語でも馴染みのない言葉が大量に出てくるので、その点は原書読みだと辛いかも。
生産的なことを何もしたくない時に読むと良いかもしれない。
この本の前に「マクソーリーの素敵な酒場 (ジョゼフ・ミッチェル作品集)」があるようなので、読んでみよう。図書館の予約カートに入れた。そのうち読む予定。
※ ついでに、Josephってジョセフだと思ってたけど、ジョゼフってセに濁音つくのね。言いにくくない?

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