2019年7月1週目のアフリカ最新ニュース:マダガスカルのチャーター機からAfCFTAにナイジェリア、Google海底ケーブル、ジンバブエ珈琲、アフリカインフルエンサー、UAEの氷山、AFCONベスト8、NYT炎上まで

この記事は約18分で読めます。

2019年7/3-7/9に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
Twitter(@BlueBaobabBar)や
Facebook(https://www.facebook.com/cafebarbluebaobab/)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。

#アフリカ 197 2019/7/3 【AFCON2019:16か国が残り、8か国が去った】

AFCONのキャラクター(12歳)が全く可愛くなくて不満w
(これ https://youtu.be/wH6d7s40Zko)
アフリカで受けるのかな?
アフリカサッカートーナメントで16チームに絞られました!
先日のアブさん予想は順調です。
※こちらの動画
アフリカサッカー優勝国予想!大事なのは信念?それともフィジカル?【アフリカネイションズカップAFCON 2019】



24か国がエジプトで12日間の戦いの終えたのち、
8か国が去り、16か国が優勝に向かって戦い続ける。
各グループのトップ2チームがラウンド16の最初のノックアウトステージに進出する。
その他4チームは全グループからベスト3のチームが進出する。
7月5日金曜にゲーム再開となり、ラウンド16の最初の2試合がある。
6,7,8日に2試合行われ、準々決勝の8チームに絞られる。
●残ってる16チーム(アルファベット順)
アルジェリア、ベナン、カメルーン、コンゴ民主、エジプト、ガーナ、ギニア
アイボリーコースト、マダガスカル、マリ、モロッコ、ナイジェリア、セネガル
南ア、チュニジア、ウガンダ
●順位(1位→2位→3位の順)
グループA:エジプト、ウガンダ、コンゴ民主
グループB:マダガスカル、ナイジェリア、ギニア
グループC:アルジェリア、セネガル
グループD:モロッコ、アイボリーコースト、南ア
グループE:マリ、チュニジア
グループF:ガーナ、カメルーン、ベナン
●去った8チーム(アルファベット順)
アンゴラ、ブルンジ、ギニアビサウ、ケニヤ、モーリタニア、ナミビア、タンザニア、ジンバブエ
●AFCONマスコットTUT情報
名前:TUT
年齢:12歳
国籍:エジプト
好きなスポーツ:ストリートサッカー
AFCON 2019: 16 teams in knockout stage, 8 crash out – All you need to know
https://www.africanews.com/2019/07/03/afcon-2019-16-teams-in-knockout-stage-8-crash-out-all-you-need-to-know/

#アフリカ 198 2019/7/4 【マダガスカル大統領はAFCONのために特別機をチャーター】

サッカー話続きますが、たぶん番狂わせで
マダガスカルがナイジェリアを破ってグループトップになったので、
大統領が飛行機チャーターしてみんなでエジプト入りするよ!という話。
マダガスカル盛り上がってるんでしょうね~。楽しそう。

マダガスカル大統領Rajoelinaは、エジプトで日曜に行われるラウンド16の試合観戦のサポーター用に
特別機をチャーターした。
サポーターたちは喜んでいる。
だが、料金は払う必要がある。往復チケット、食事、水、試合のチケット、空港への移動費が含まれて525ユーロ(63,000円)だ。
報道によると飛行機は土曜夜発で、月曜夜にマダガスカルに戻る。
マダガスカルは日曜にグループトップとなり、次のステージへの出場を手にした。
国の歴史で初めてのことだ。
SNSでの”サポーターと一緒でなければエジプトに行くべきでない”という声に
大統領は耳を傾けた形だ。
日曜にナイジェリアを0-2で破り、国中が湧いた。
チームのユニホームは10ユーロで、この貧しい国では非常に高いものだ。
Madagascar president charters special plane for AFCON fans
https://www.africanews.com/2019/07/03/madagascar-president-charters-special-plane-for-afcon-fans/

#アフリカ 199 2019/7/4 【アフリカ自由貿易圏にナイジェリアも加入合意】

AfCFTAにナイジェリアも加入!
ナイジェリア抜きってイマイチでは?
と思っていたアフリカ自由貿易圏にナイジェリアも入るそうです。
良いのですが、
入る→やっぱ入らない→やっぱ入る、っていうのは
老獪な戦略なんでしょうか笑
それとも単にコロコロ気が変わるのかしら?

アフリカ最大の経済国ナイジェリアは水曜に
アフリカ自由貿易圏への合意について
アフリカ連合サミットでサインするとアナウンスした。
ナイジェリアはサインしていない国の一つで、
加入決定は大きな影響を与える。
アフリカ自由貿易協定AfCFTAは加入国間の関税を無くし、12億人の市場を作り、
GDP合計は2.2兆ドルに上る。
ナイジェリア以外では、エリトリアとベナンが未加入だ。
ブハリ大統領は近隣国から低価格の商品が流入し、弱い地元産業や農業に影響すると懸念を表明していた。
しかし先週、委員会は加入による影響見積りを提示して加入を勧めており、
大統領は「加入を検討する」としていた。
「我々の立場はシンプルで、公平で公正に行われる限り、
この自由貿易を支持する」とTwitterではブハリ氏の言葉を引用した。
ニジェールのNiameyで行われるアフリカ連合サミットでナイジェリアはサインをする予定だ。
その他承認国は5月30日より合意有効となっている。
Nigeria agrees to join Africa free trade zone
https://www.africanews.com/2019/07/03/nigeria-agrees-to-join-africa-free-trade-zone/

#アフリカ 200 2019/7/5 【Googleのケーブルでアフリカがオンラインに】

Googleがアフリカのネットインフラに取り組んでる話。
Wifiメインになって有線を気にしなくなってましたが、
海底にケーブル引かないといけないんですね。想像もつかないけど、大仕事ですよね~
三井物産が出資している話も!

インターネット大手のgoogleはEquianoという名の海底ケーブル建設を発表した。
ポルトガルのリスボンから南アのケープタウンをつなぐ。
プロジェクトの第一フェーズは2021年に完了予定だ。
これはケニアの”プロジェクトLoon”の後に発表された。
Telkom KenyaとのプロジェクトでLoonは、通信機器を載せたソーラーパワーの飛行船で、
通常の携帯通信塔の設置が難しかったり、設置維持にコストがかかる離れた地域の上空を飛ぶ。
Loonの技術は、しばしば無線インフラを破壊する自然災害に襲われるペルーやプエルトリコで実地テストで成功している。
googleはアフリカ大陸をネットでつなぐ計画を加速させるようだ。
6月28日金曜にgoogleはEquianoが9か国を欧州につなぐと発表した。
Equianoという名はナイジェリア作家で元・奴隷のOlaudah Equianoから付けた。
ナイジェリアはアフリカで最初のEquianoにつながる国だ。
これはポルトガルに近いという地理性とアフリカ最大のネット市場があることからナイジェリアが
最初の国となった。
フランス企業のAlcatel海底ネットワーク社がインフラを構築し、googleが資金提供する。
第一フェーズは南アとポルトガルをつなぐもので、2021年に完了する予定だ。
総コストはまだ明らかにされていない。
●最先端技術
「Equianoケーブルは空間分割多重回線の最先端インフラだ。この地域の最新ケーブルの約20倍の容量だ」とgoogleのプレスリリースに記載されている。
このケーブル技術は同量もしくは少ない電力消費でより高いパフォーマンスを発揮する。
Equianoは、DunantとCurieに次ぐ同社3つ目の国際ケーブルだ。
Dunantはフランスと米国を、Curieはチリとロサンゼルスを結んでいる。
これは海底ケーブルで同社にとって14番目の投資だ。
googleは過去3年に渡り470億ドルを世界的な技術インフラに投資している。
●大陸をつなぐ
Equianoプロジェクトはgoogleのアフリカ戦略で最も野心的なものだ。
しかし同社のインフラ プロジェクトはこれだけではない。
ガーナやリベリア、ウガンダでは同社のブランドCSquaredが動いており、
これは国際金融協会IFC、南アのベンチャーキャピタル、Convergenceパートナーズ、
日本の総合会社三井が出資している。
2013年からCSquaredは3か国の主要都市に複数の光ファイバー通信を設置している。
これらすべてはgoogleの長期戦略で、ユーザ増加に向けてアフリカ大陸をつなぐものだ。
googleはこの面ではFacebookより先を行っている。しかしザッカーバーグのFacebookは
最近Simbaという海底ケーブルプロジェクトを発表した。
これは大陸全部をカバーするもので、設置は完了している。
Google cable plans to bring millions more Africans online
https://www.theafricareport.com/14862/google-cable-plans-to-bring-millions-more-africans-online/

#アフリカ 201 2019/7/6 【ジンバブエの珈琲が戻って来た】

珈琲って世界的に流行ってるんですね。
ジンバブエ珈琲が復活!のようです。

ジンバブエの珈琲産業は何年もの低迷の後、ようやく復活しつつある。
外資企業は戻りつつあり、ジンバブエの珈琲豆に高値を付けようとしている。
ネスレのネスプレッソのような会社は国際価格の30-40%高く支払おうとしている。
「ジンバブエの珈琲は質が良く、我々の顧客に提供したい豆だ。
そしてこの地の小規模農家と取引をすることが非常に重要だ」
ネスレ ネスプレッソの法務広報トップは言う。
100以上の白人珈琲農家がジンバブエの脱植民地改革で離脱し、外資のバイヤーも同様に離れた。
コーヒー業界は生産量が3%に落ち、価格の下落で多くの農家が換金作物から離農した。
400もの小規模農家が世界市場での最近の珈琲人気と
珈琲マニアの注目が高まっているため、珈琲栽培を復活させた。
「多くが参加していて、3年で4000の農家が参入すると思う」
ジンバブエは世界でも有数の珈琲産地ではなかったが
1990年代には珈琲産業が盛んで、ピーク時には1.5万トンを2万の小規模農家が生産していた。
アラビカ珈琲はフルーツのような味で人気があり、需要を再び生み出した。
Zimbabwe coffee back on top
https://www.africanews.com/2019/07/05/zimbabwe-coffee-back-on-top/

#アフリカ 202 2019/7/7 【100人の影響力のあるアフリカ人トップ10!】

アフリカのインフルエンサートップ10です!
国が偏ってる気はするけど、
イーロン マスクとトレバーノアとアビー氏の3人しか知らなかった。
みなさん全員ご存知でした?

アフリカリポートサイトが選んだアフリカ人トップ10。
政治、ビジネス、アートの世界を動かす人たち。億万長者から平和主義者、スーパースターまで。
1位:金に物を言わせるアリコ ダンゴートAliko Dangote
ナイジェリア
彼は世界で一番裕福な黒人で、アフリカで一番金持ちだ。資産は100億ドルとされる。
ナイジェリアではある議員は彼を「ブハリ大統領よりも影響力があり、権力がある」と評した。
彼の最新のプロジェクトは100億ドルの製油所で、アフリカ最大規模のものだ。
Dangoteは石油業界改変の議論では傍観者にならない。
アフリカの工業や農業に投資しており、2019年後半にはロンドンで長らくかかっていたDangoteセメントの
IPOを計画している。一方で慈善事業も行っている。
2位:ロケット男 イーロン マスク Elon Musk
南アフリカ
乱高下する株価に、雇用と解雇、クレイジーなツイートで彼はいつも注目の的だ。
一匹オオカミかもしれないが、彼の考えは未来を形作る。
電気自動車での温暖化対策から、空気のクッションでの都市移動、火星移住計画などだ。
彼のトンネル採掘会社であるボーリングカンパニー社は都市公共交通の急増に役立った。
彼はAIの影響については否定的だ。
米国では民主党、共和党の両方に寄付しているが、発言力を強めるのに必要なことだとしている。
3位:アジアでイケイケのクース ベッカー Koos Bekker
南アフリカ
2018年8月に中国ネット大手テンセントが業績悪化したとき、ナスパーNaspers の株価も同様に下がった。
それは長くは続かなかったが、両社の結び付きの強さを示した。
この南アのメディア・エンタメ大手は一番の株主だ(テンセントの31%の株を保有)。
2001年にテンセントの株を買ったことでベッカーはアフリカでのバフェットになった。
当初3200万ドルの投資はその後1千億ドルにまで成長し、彼がCEOになった時には
給与ではなくストックオプションでの支払いを選んだ。
南ア年金機構がナスパーに大きな投資をし、グプタ式の申し立てが2017年の放送取引に影響したが
ベッカーは2018年の年次総会では透明性をもってやっていくと述べた。
4位以下は名前だけ。(ご興味ある方は元記事をどうぞ)
4位:陽が登り続けるChimamanda Ngozi Adichie。ナイジェリアの知識人?
5位:マイクの破壊者 トレバー ノア。南ア
6位:戦略家Tidjane Thiam 。コートジボアール
7位:ポップ音楽Davido。ナイジェリア
8位:聖なるネットワーカー Enoch Adeboye。ナイジェリア
9位:犯罪と戦うKumi Naidoo。南ア
10位:変革者Abiy Ahmed。エチオピア
The 100 most influential Africans (1-10)
https://www.theafricareport.com/13446/the-100-most-influential-africans-1-10/

#アフリカ 202 2019/7/7 【エミレーツのビジネスマンは氷山をUAEに持って来れるか?】

アラブの話ですが
南極の氷山を持ってきて飲み水にしたいという話。
アラブのお金持ちの長い記事を無駄に全部読んでしまったという気分にもなりますがw、
淡水化処理も環境影響があるという知識は得れました。
こういうクレイジなーアイディアから生まれる何かもあるかもしれない!

エミレーツのビジネスマンは南極からアラビア湾まで氷山を持って来ようとしている。
Alshehi氏は氷山で新鮮な飲み水が手には入ると考えている。
国際アドバイザー局社の彼はインタビューに答えた。
・どういう計画?
6年間、この投資家で起業家の野心は氷山を持って来ることだった。
運ぶのに10ヵ月かけてUAEの3キロ沖に氷山を持ってくる。
氷山は衛星から見て選ぶ予定で、2キロ×500メートルのサイズは計測できる。
特許申請中の金属ベルトで輸送中に氷山が崩れるのを防ぐ。それでもアラブの温かい海に着くまでに30%は失われる見込みだ。
・今の状況は?
数年後に計画実施の前にテストをする。
2019年後半に小さな氷山をタグボートで南アのケープタウンかオーストラリアのパースから運んでみる。
・費用は?
事前のテストでは6-8000万ドルかかる見込みだ。本番は1億から1.5億ドルの見込みだ。
・プロジェクトのポイント
1.飲み水
乾燥した国なので大きな水源がない。
しかし現在、世界の海水淡水化水の15%を消費している。
この大胆なプランで水不足を解消したいという。100万人に5年間飲料水が供給できる。
「淡水化するより氷山を使う方が安い。淡水化設備は金がかかる」
上手くいけば国連が予測する2030年までに世界で40%の飲料水不足という問題にも対処できるかもしれない。
2.淡水化の環境影響を減らす
「淡水化は海から大量の水を採り、塩分濃度のたかい海水になり、アラブの海の魚や生態系を壊す。だからこれは経済的で環境に優しい。UAEだけでなく、世界に水を提供できる」
気候変動の中で南極の氷山を使うのは環境にとってベストではないかもしれないが、初期のテストを経て
「環境影響調査は済んでいる。環境やエコシステムへの影響は最低限だ」と言う。
3.砂漠の雨
氷山を置いておくことで近隣の砂漠に雨が増えるという。
4.観光
観光客を呼び込み、観光収入も見込む
・氷山は溶けないのか?
アラブ湾の海水は26度だ。
溶けるので急いで水を採取するが、溶ける速度を遅くするための手は複数打つ。
「冬に到着するようにするし、氷山は300メーターの深さがあるので、深海の温度は低い」
・なぜ思い付いたのか?
彼が最初ではなく、フランス人科学者が1975年にサウジに提案している。そのときは2年後に技術的問題で頓挫した。
・懐疑派に対しては?
国内でも国外でも驚かれる。上手く行かないという人もいる。
「驚くだろうし、難しいプロジェクトでもある。今の技術があればやれる」
Will an Emirati businessman succeed in towing an iceberg to the UAE?
https://www.africanews.com/2019/07/05/will-an-emirati-businessman-succeed-in-towing-an-iceberg-to-the-uae/

#アフリカ 203 2019/7/8 【AFCON 2019 準々決勝が出揃う】

AFCON準々決勝8チームに!
西アフリカ4チーム、北2、南2チームが残ってて、
マダガスカルも残ってる!!
ホスト国エジプトやモロッコ、カメルーンは負けたようです。


アフリカカップAFCONはアフリカ大陸最大のサッカー大会で、いまエジプトで行われている。
盛大な開会式で6月21日に始まった。
ホスト国のエジプトは最初の試合で1点決めてジンバブエを破った。
12試合と二日休みの後、センターステージが始まる。
●クオーターファイナルが決まる
1日休みで、8チームが残っている。西アフリカが4チーム、北と南が2チームずつだ。
・セネガル vs ベナン カイロで7/10
・ナイジェリア vs 南ア カイロで7/10
・アルジェリア vs コートジボアール スエズで7/11
・マダガスカル vs チュニジア カイロで7/11
●ホスト国と前回優勝国が消える
ノックアウトステージの2日目に衝撃が走った。
前回優勝国カメルーンとホスト国エジプトが競争から去った。
カメルーンが隣国ナイジェリアに3-2で負けたのはそれほど驚きではない。
ナイジェリアはクオーターファイナルに進む。
南アのBafana Bafanaがエジプトに勝ったのはAFCONの歴史の中でも大きな出来事だ。
賭け屋はファラオチームの勝利を予想していた。
AFCON 2019 Quarterfinal fixtures set
https://www.africanews.com/2019/07/09/africanews-afcon-2019-hub/

#アフリカ 204 2019/7/8 【ニューヨークタイムズ紙がアフリカでの求人広告で不適切表現】

NYTがケニアで炎上した話。
Again?ですが、これもNGなのか、、と反面教師にするのも良いかと。

New York Timesがまた、先週ケニアのオンラインで炎上した。
今回炎上した理由は、ナイロビ局のチーフ職の求人広告で
2017年のJeffrey Gettleman氏以来空席になっていたものだ。
NYTが求めているのはそこを埋める人物で、広告によれば
「広く国内外でのニュースや企業に深く関わる多くの機会があるもので、
スーダンの砂漠から、アフリカの角の海賊の海、コンゴの森深くやタンザニアの海岸までだ」
この地域を「多くの生き生きとしたストーリーラインが縁取る、激しく戦略的に重要な領域で、
テロリズムから資源争奪紛争、中国との世界的な競争、民主化対権威の綱引きが常に起きている」
「ニュースに飛び込み」、紛争を取材する、とも書かれており、ニュース局チーフは
「予想もしなかった希望や、急発展する地域での変わる生活について読者に届ける楽しさがある」とする。
この広告で数百ものツイートが投稿され、面白がったり風刺コメントが相次いだ。
注目があったツイートの一つは、ついにはNYTの国際編集員がとうとう返信したもので、
3人の詩人による風刺動画だ。
(NYT広告文をバカにしながら読み上げる動画はこちら⇒
https://twitter.com/sisterhood_lam/status/1146784186382061569)
別のものは、21世紀の批判的なジャーナリズムというより18世紀の冒険家のような求人応募者風のものだ。
(大きな葉っぱをくぐり抜けて登場する応募者動画はこちら⇒
https://twitter.com/munene_mwarania/status/1147083863753146369)
NYT国際編集者Slackman氏はこの求人広告を承認した本人だと認めた。
しかし、今回の求人に際して新たな広告文を書いたのではなく、18か月前のテキストを流用したという。
問題は、現在では問題となる文章は当時も問題である、ということを彼は知らなかったようだ。
今年1月にも炎上事件があったが、ナイロビで21名が亡くなったテロ事件だ。被害者写真が議論を巻き起こした。
NYTは写真の削除を拒み、密かに担当編集者をロンドンに転勤させた。
Jeffrey Gettleman氏は2006年から2017年まで局長であったが、彼もまた「幅広く浅い」報道だと非難された。
彼の本「愛、アフリカ」は、NYTの重要人物としては無責任だと大きな非難を浴びた。
 
NYTの件は、西欧メディアがアフリカをどう捉えているかの大きな問題の一部だ。
2015年にCNNは、オバマ氏訪問に際して”テロの温床”と表現したことで、ケニアへ謝罪に行った。
人種差別的なだけでなく、ステレオタイプを助長している。
例えばGettleman氏のピューリッツア賞のプロフィールでは、
「生き生きとしたレポートは危機や飢餓に対立、見捨てられているが世界で戦略的に重要な東アフリカを伝える」と
賞賛されている。
NYTの求人広告は、”多くの国から”そういった物語を期待していることが問題だ。この地域の”希望”は”予期しない”ものだそうだ。
この記述を考え直し、12億人55か国のアフリカについて報道するには
最近亡くなったBinyavanga Wainainaの文章指南本”アフリカについてどう書くか”を読むべきだろう。
The New York Times shows how not to write about an Africa job advert
https://www.theafricareport.com/15078/the-new-york-times-shows-how-to-write-about-an-africa-job-advert/

◆ニュースソース

基本的に以下をチェックしてます。


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このアフリカニュース投稿について。
だいたい毎日、英語のアフリカニュース複数サイトから気になるニュースを1つ選んで1時間ほどで自分で日本語に訳して投稿してます。
ニュース鮮度は良いかと思いますが、翻訳間違いや内容間違いを含んでいる可能性があります。
主に自分のアフリカ情報収集と英語訓練目的で、多少皆さんのアフリカ情報のお役に立てればと思っております。
記事に対するコメント、ご意見、感想お待ちしてます!元記事のURLも貼っているので翻訳に対する指摘も歓迎です!
応援はとても嬉しいです。

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