2019年9月1週目のアフリカ最新ニュース:TICAD大統領来日でおねだり会議?から高利益路線、中国米寄贈で炎上、スポーツ弁護士、チュニジア大統領選候補、公衆トイレ式典で不満まで

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2019年8/28-9/3に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
Twitter(@BlueBaobabBar)や
Facebook(https://www.facebook.com/cafebarbluebaobab/)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。

#アフリカ 259 2019/8/28 【20名以上のアフリカ各国大統領がTICADで来日】

来日首相情報アップデート再び。
ケニアのケニヤッタ大統領やエチオピアのアビー首相も来ますね。
マダガスカル大統領はさっき見かけました!

28日から始まるTICAD7に20人以上のアフリカ各国大統領が参加をする。
参加予定が確認されているのは
NEW!
・シエラリオネのBio大統領
・マダガスカルのRajoelina大統領
・ジブチのGuelleh大統領
・アンゴラのLourenco大統領
・ナミビアのGeingob大統領
・リベリアのWeah大統領
・コンゴ民主のTshisekedi大統領
・ケニアのケニヤッタ大統領
・ウガンダのMuseveni大統領
大統領ではないが参加予定のリーダー
・マラウイの副大統領Chimulirenji氏
・ガンビアの副大統領Touray氏
・アイボリーコーストの首相Coulibaly氏
・エリトリアの外相Saleh氏
・エチオピアのアビー首相 現在韓国で、日本来日予定
(以下昨日までの情報)
・アルシシエジプト大統領兼アフリカ連合代表
・ルワンダのカガメ大統領
・ソマリアのFarmajo大統領
・ジンバブエのMnangagwa大統領
・トーゴのGnassingbe大統領
・ニジェールのIssoufou大統領
・ガーナのAkufo-Addo大統領
・ナイジェリアのムハンマド ブハリ大統領
・南アフリカのラムポーザ大統領
・マリのKeita大統領
・ザンビアのLungu大統領
・セネガルのマッキー サル大統領
8月27日火曜に大臣級準備会議が横浜で開かれ、河野太郎外相は共同議長として参加した。
Over twenty African presidents in Japan as 7th TICAD opens
http://www.africanews.com/2019/08/28/african-leaders-in-japan-for-7th-ticad-summit/

#アフリカ 260 2019/8/28 【アフリカ空の便 どの路線が利益が出る?】

TICADの話題が続いたので、違う話も。
利益というか売上高かと思いますが
アフリカの空の便の話。
エミレーツと南アが強い。
アンゴラ4位なのは意外だけどアンゴラGDPも高いから移動も多いのかな。

データ分析会社OAGにより、アフリカで利益率の高い10つのルートが公開された。
エミレーツと南アフリカのルートがランキングを独占している。
西アフリカルートは1つだけでアビジャンーパリ間が8位だ。
エミレーツが一番利益率の高いルートを運航している。
その半分は南アフリカからヨーロッパ/アジアの便だ。
・空の便分析専門会社OAGが8月13日に発表したトップ10によると
ドバイのエミレーツ航空が最も利益率の高いルートの会社として4度目のランクイン。
ヨハネスバーグとケープタウン空港が10ルートのうちの5つを占める。
トップ10ランキングは2018年4月から2019年3月までのデータによる。
エミレーツのヨハネスバーグードバイ間は3億ドルを生み出した。
ヨハネスバーグーロンドン間のブリティッシュ エアウェイは2.9億ドルの売り上げ、
カイローサウジのジェッダ間はサウジ航空で2億ドルの売り上げ。
唯一西アフリカのルートはアビジャンーパリ間でフランス航空。1.7憶ドル。
多くのビジネス客で8位にランクイン。
分析によると毎日運航の3つの便がエアフランスでは一番利益が高い。
1位エミレーツ ヨハネスードバイ 3億ドル
2位ブリティッシュエアウェイ ヨハネスーロンドン 2.9憶ドル
3位サウジ航空 カイロージェッダ 2.4憶ドル
4位TAAGアンゴラ航空 ルアンダ(アンゴラ)-リスボン(ポルトガル) 2.3憶ドル
5位南ア航空 ケープタウンーヨハネス 1.8憶ドル
6位エミレーツ カイロードバイ 1.8億ドル
7位エミレーツ ケープタウンードバイ 1.7憶ドル
8位エアフランス アビジャンーパリ 1.7憶ドル
9位ブリティッシュエアウェイ ケープタウンーロンドン 1.7憶ドル
10位エミレーツ モーリシャス-ドバイ 1.6憶ドル
・利益率の高い理由
空の便の利益率を高める方法は、回答が難しいとOAGの副社長は言う。
どの航空会社もコストとサプライヤがあり、異なる価格を付ける。
一般に利益率の高いルートは高価格を支払うビジネスクラス旅客の数が多いか
年間を通して旅行客の規模が大きいルートだ。
ヨハネス空港は両方の顧客が居るようだ。
エミレーツはアフリカで密度の濃いネットワークがあり、他の地域へも飛んでいる。
・アフリカ内の便
アフリカと外をつなぐ便の80%は海外の航空会社だ。
ランキングで唯一のアフリカ内の便はケープタウンーヨハネス便だ。
「長い距離のフライトは多くの売り上げにつながる。特にビジネスクラスでは」
しかしアフリカ大陸内では中短距離の便が多い。
アフリカの航空会社はユーザーの需要に答えてはいるが
大陸内の規制の壁にも対応しなければならない。
アフリカの航空単一市場プロジェクトSMATAはこの税と規制の壁に対処し、
アフリカ大陸内間の接続を増やそうとしている。
ランキング上位に押し上げることが目的ではない場合、
アフリカの空の競争を増やし、
小規模会社にとっては厳しいものになるとアナリストは警告している。
Air transport: which are Africa’s most profitable routes?
https://www.theafricareport.com/16559/air-transport-which-are-africas-most-profitable-routes/

#アフリカ 261 2019/8/29 【中国が米3万袋をケニアに寄贈、Twitterは炎上】

ケニアが干ばつで食糧不足のため
中国が米を寄贈したらtwitterで反発があった話。
twitterなので国民総意とは違うと思いますが、そう思うケニア人もいるという話かと。
プラスチック米とか品質懸念や、プライドとか?
中国との関係性をネガティブに捉えてる人もいるんでしょうね。

ケニアは干ばつのため、中国から米3万袋を受け取った。
Wamalwa大臣は水曜に中国が米3万袋を寄付したと発表した。
「中国から米3万袋の寄付を受け取った。ケニア政府の食糧配給を支援するためだ」と彼はtweetした。
干ばつ地域の多くの政府関係者や政治家らが式典に参加した。
Wamalwa大臣は関係当局による必要な安全確認が取られていると述べている。
ケニア47州の半数が現在干ばつと戦っており、食糧供給の不安定さは高まり、政府援助を必要としている。
政府によれば23州が干ばつであるが、多くのケニア人は寄付のニュースに喜ばない。
多くが、食料寄付に頼らざる得ない状況になったことで政府を批判している。
寄付された食料の品質に疑問を持つものや、米の品質と安全性を確保するよう求める人達もいる。
「プラスチックの米じゃないと言える?ケニア政府にはがっかり」あるものはtwitterへ投稿した。
「いいニュースだ。善意のプラスチック米で死者が出ないように、KEBSはしっかり調査しろ」
「残念だ、恥ずかしい」
China donates 30,000 bags of rice to Kenya, Twitter users outraged
https://www.africanews.com/2019/08/28/kenya-gets-30000-bags-of-chinese-rice-donation-twitter-users-outraged/

#アフリカ 262 2019/8/30 【TICAD7 エルメル氏、カガメ氏、ユニセフトップが起業家応援】

過去のTICAD情報を見ても
日本がアフリカに何かをする約束ばかりだと思って、
今回は違うかなと期待して読んだら
やはり記事後半では安部さんが何かを約束していた笑

東京で開かれているアフリカ開発国際会議で、起業家がアフリカを変える触媒の役割を果たせるとの
力強い話がなされた。
ルワンダ大統領カガメ氏や、アフリカビジネスのリーダーで慈善事業家のトニー エルメル氏や
ユニセフトップのFore氏などで話合われた。
TICAD7のこのサイドイベントでは、アフリカの将来にとって重要な若者を手助けする必要性が強調された。
朝食会議はカガメ氏とFore氏が主催した。エルメル氏や、UNアフリカ経済委員会トップのSongwe氏も参加した。
「増加する投資で若者が雇用と職業訓練にアクセスできるようになり、起業家精神も加速されるだろう」
ユニセフトップは語った。UN開発プログラムのトップも討議に参加した。
エルメル氏は年次ベースでアフリカの若き起業家を支援する草分け的存在だ。
彼は民・官ビジネス会議で基調講演を行う予定だ。
水曜に安倍首相は民間部門のアフリカ投資を増やすために貿易保険の強化をすると述べた。
これは資源豊かなアフリカにおいて、ライバルである中国の影響力に勝つためのものだ。
「今回のTICAD7では、日本とアフリカが協力して成果を出せればと思う。
いま何をすべきか話合う明日の会議を楽しみにしている」
サブサハラ外国投資についての6月のUNレポートによると
昨年と比べ13%増加の320億ドルで、世界的な下降傾向とは異なり
2年連続の低下を転換した形だ。
TICAD7 event: Elumelu, Kagame, UNICEF boss make case for entrepreneurs
https://www.africanews.com/2019/08/29/ticad7-event-elumelu-kagame-unicef-boss-make-case-for-entrepreneurs/

#アフリカ 263 2019/8/31 【TICADはおねだり会議で不名誉だ ケニアの教授の見解】

ある意味正論だと思いますが、
おねだりは止めようというアフリカの中からの意見。
で、中国は去年もっと沢山のアフリカンリーダーを集めてフォーラムをやっていたという話。

ケニア人の教授で人権活動家は横浜のTICAD7を「不名誉」と表現した。
20名以上のアフリカの大統領がTICAD会議に参加した。
ケニア人権委員会の議長Mutua教授は8月30日金曜のTweetで
アフリカのリーダー達はこのようなおねだり会議への参加を止め、
アフリカを魅力的な投資国にするよう注力すべきだと投稿した。
「TICADはアフリカの不名誉だ。いつになったらおねだり会議を止めるんだ?
恥ずかしいリーダーたちだ。
おねだりしなくて済むように、アフリカを魅力的な投資国にしよう。
こんな残虐行為を祝うなんて理解できない。全く恥ずかしい」
3年置きのこのイベントは日本政府とアフリカ連合、UNや世界銀行など開発パートナーとの共同開催だ。
批評家がいう処の、アフリカ資源の奪い合いは
中国のインフラ・資源への過剰投資が大きな要因だ。
TICADは日本がアフリカへの影響力を強化しようとするものと見られており、
中国ーアフリカ共同フォーラムFOCACのようなものだ。
昨年の北京のFOCACでは、その年で一番多い40名以上のアフリカリーダーら参加した。
中国は繰り返し、アフリカとの関係はお互いにメリットのあるものだと述べている。
TICAD is a ‘begging meeting, disgrace to Africa’ – Kenyan professor
http://www.africanews.com/2019/08/30/ticad-a-begging-meeting-disgrace-to-africa-kenyan-professor/

#アフリカ 264 2019/9/1 【スポーツ界の弁護士需要がアフリカで高まる】

アフリカでスポーツが盛んになり、
スポーツ弁護士需要が増えているという話。
若手弁護士にとっても、犯罪事件の弁護しかなかった業界が
スポーツ界にまで活動の幅が広がるのでチャンスが増える
とのこと。
若手と限定しているのは、新しい業界だから若い人がフィットするということですかね?古い弁護士界はベテランが占有してるのかな。
サッカー人気は宗教みたいとも笑

スポーツ全般や特にサッカーはこの数年でアフリカで盛んな宗教のようになっている。
アフリカ54か国全てが国のサッカーチームを誇りにしている。
陸上競技にバスケ、ラグビー、クリケットなど男女を問わず多くのスポーツ選手を生み出している。
これらのスポーツは他の業界同様、法律や覚え書き、契約によって
選手と組織間、コーチ、チーム、スポーツ連盟間が管理されている。
そして法律を解釈する需要があるため、特に若い弁護士へのチャンスが生まれている。
いままでは犯罪事件の依頼人対応だけに絞られていた専門分野だ。
中央アフリカの若い弁護士の大学では、コンゴのポワントノワール市で
初めての弁護士たちの会合が開かれた。
スポーツ選手が弁護士とお互いに利益のある関係を持つという
増大する需要を強化するためのものだ。
アフリカでのスポーツの発展において、パートナーシップが強く必要とされている。
Lawyers in sports, a growing need in Africa
https://www.africanews.com/2019/08/30/lawyers-in-sports-a-growing-need-in-africa/

#アフリカ 265 2019/9/2 【チュニジアは9月15日の投票に向け26人の候補者を発表】

2週間後のチュニジア大統領選の候補者26人が決まったという話。
96人の候補者から26人に絞られたようで、ずいぶん沢山いますね。
どこか他の国でも大統領選候補が何十人もいましたけど、
大統領選に立候補することがステイタスだったりするんでしょうか。

チュニジア選挙委員会は9月15日の選挙戦に向けて、96名の候補者から26人の立候補者を選出した。
70名の候補者は立候補の資格がないということになる。
「大統領選出馬を妨げる法的根拠がない限り、彼らには出馬の権利がある。
大統領選に出馬する26名の候補者がおり、名前は公表されている。
彼らは正式に候補者であると本日宣言する」
選挙管理委員長は土曜の記者会見で述べた。
候補者は43歳のChahed首相はEnnhada党。71歳のMourou氏は議会のスピーカー、
69歳のZbidi氏はShahad Tounes党で前防衛大臣などだ。
6月に92歳で亡くなったEssebsi氏の後継を選ぶ選挙となる。
選挙キャンペーンは月曜から2週間の予定で始まる。
Tunisia unveils 26 candidates for Sept. 15 polls
https://www.africanews.com/2019/09/01/tunisia-unveils-26-candidates-for-sept-5-polls/

#アフリカ 266 2019/9/3 【ザンビアの議員が公衆トイレの式典に。SNSはがっかり】

ザンビアの議員が公衆トイレの式典に出て非難されている話。
なぜ非難されるのか、いまいちピンと来ないのですが、
議員にはもっと重要度の高い仕事があるというのか、
トイレの地位が低すぎる(?)のか、
他に理由があるのか分かりません。
他の国では「公衆トイレが無いから外出が制限されて困る」と聞いたことがあるのですが、
トイレが不浄のものだから設置されないのか何なのか、
トイレ問題がなにかあるのでしょうか。

ザンビアの国会議員Mwanakatwe氏は週末に首都Lusakaのトイレ施設の式典に参加し
SNSが反応した。
Mwanakatwe氏は与党愛国前線の議員で、公衆トイレはMalataとBauleni地区にある。
Mwanakatwe氏は両地区の住民にトイレを常に綺麗に保つよう要請した。
24個のトイレがMalataに設置される予定で、5つは設置済みだ。
全部で50個近くのトイレがBauleni地区に設置される予定で、全て公共利用される。
この議員は以前は銀行幹部で、2019年の7月中旬にLungu大統領が離任するまで財務大臣を務めていた。
この式典に対するSNSの反応は、
下級役人が対応すべきようなトイレに
議員が関わるなんて良くない、というものだった。
議員側は公共サービスの重要性を強調している。
Twitterの反応
「地域の役人がやればいいんだ。なんてことだ」
「なんて時間の無駄だ。施設長がやればいいんだ」
Zambian MP inaugurates public toilets, social media dismayed
https://www.africanews.com/2019/09/02/zambian-mp-inaugurates-public-toilets-social-media-dismayed/
◆ニュースソースは基本的に以下をチェックしてます。


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Photo by Maksim Shutov on Unsplash

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