メドベージェフの正論:ロシアが見るアメリカ大統領選挙【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

この記事は約6分で読めます。

世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年1月20日水曜開催、ロシアの国営通信社イタルタス通信TASSのサイトを読んでみました。
ちょうどアメリカでバイデン政権の就任式の日でしたので、アメリカの混乱を密かに喜んでいそうな国を、ということでロシアです。
TASS Russian News Agency
https://tass.com/

TASSはデザインのシンプルなスッキリとしたサイトで、世界のニュースを簡潔に伝えています。
その中でも「アルメニアーアゼルバイジャン紛争」「ベラルーシ危機」がそれぞれ1つのカテゴリーとしてトップページに存在していたのがロシア感がありました。ゴルバチョフ元大統領の米国新政権についてのインタビュー記事なども。
日本については「Kuril Islandsの主権を主張」というニュースが出てまして、千島列島のことでした。ロシアでも北方領土の報道してるんですね。
この日は日本のヤフーニュースでプーチン大統領が半裸で冷たいプールに入る、強いプーチン写真が出ていたのですが、こちらのサイトでは見当たらず。外向けの素材なんでしょうか。

メドベージェフのアメリカ大統領選批判

2グループに分かれて読みましたが、どちらもこちらのメドベージェフさんの論考を読みました。
物凄く長い記事で、冒頭のアメリカ大統領選システムの解説をしている部分を読んで時間切れになりました。
どこも不完全なものだけど、アメリカのように影響力のある国がこう「予測不可能」なパートナーになってしまうと他の国は付き合いが難しくなるよね。アメリカもそれに気が付くといいよね、という上から正論の冒頭部分でした。
Dmitry Medvedev: America 2.0. After the election
https://tass.com/opinions/1245253

気になった単語など

Dmitry Medvedev ドミートリー・メドヴェージェフさんは元ロシア連邦大統領。プーチンが更迭したという話も。
今の役職は安全保障会議副議長 Deputy Chairman of the Russian Security Council
America 2.0. Web2.0などのアメリカ版かなと思いましたがどうでしょう。タイトルに出てきただけで本文には出ていないようです。
webだともう3.0とかに進んでたりもするので、アメリカで今更2.0?というのも狙ってるのかなと思ったり。
op-ed (社説の向かい側のページにある)署名入り記事のページ。opposite editorial page
plague 疫病にかからせる、悩ませる n.疫病、ペスト、大襲来
crises crisisの複数形. 危機、 決定的段階、 重大局面
periodically 定期的に、周期的に
flaws 欠陥、傷
comprehensive 包括的な、広い
scandal-ridden スキャンダル[不祥事]に悩まされて、スキャンダルに揺らぐ
That’s no news. もう古いよ
shortcoming 短所、 欠点
presentable 人前に出せる,見苦しくない
alternative candidate 代替候補者
primary election 予備選挙
façade 見せかけ、外面、(建物の)正面、ファサード 仏語
electoral 選挙の、選挙人の
cast 投げる、投じる n.配役
award 与える、裁定する n.賞
271 electoral votes (選挙人の過半数270人以上を獲得した候補が勝利する)
ballot 投票用紙、投票
Electoral College system 選挙人団制度
college 大学、 協会,団体
faithless 信義のない、不実な
rather fairly かなり公平に
 rather むしろ、やや
 fairly 公平に、まずまず
【比較】 修飾される語句の意味内容が好ましい時には fairly を用い,そうでない時には rather を通例用いる
(ここでは「公平に」だと思いますが、似たような単語が重なったのでアレ?と思いましたが「やや」の場合は使い分けがあるよう)
every other office 他のシステムと同じように
 このofficeは何を指すのか?と話したのですが、アメリカ国内の他の選挙的なシステムと同じように、という意味ではないかとなりました。
office:オフィス、執務室、医院、研究室、局、省、庁、公職
call into question 正確さ、清廉潔白または正しさに疑問を呈する
conformity 合致、服従
criterion 基準、基準

感想など

・反対派を毒殺するようなロシアがよくアメリカを非難できるな、と。
 ・メドベージェフはプーチンと仲悪いようだから、いま目立たないと、ということなのか
 ・社会主義国代表の意見なのか、個人意見なのか?と考えながら読んだ
  
・難しくて苦しかった
・意外にも格調高い英語(誰かが添削してるのだろうか)
・ロシア記事を読む機会がなかったので良かった
・アメリカ選挙については様々な意見があるが、ベーシックな部分からの批判だった
・ソビエトユニオン時代からのタス通信ということで、迂闊に信じてはいけない
・共産主義を進めるためのデモクラシーに対するあら捜しか? ロシアぽい
 
・リアルタイムで意見交換や話し合いが出来、臨場感をもって考える時間になった
・参加者からも刺激を貰える
・ロシア、アメリカ、日本とメディアの偏向報道が気がかり
 トランプ批判がすぎるのではないか
・もしアメリカが倒れたら、ずっとアメリカを追いかけていた日本はどうなるのだろうか
 
・これも共産圏のプロパガンダか
・記事後半はハッカーの存在が語られていた。後半が面白かった
・選挙人制度について
 アメリカは合衆国であり、州ごとに独立しているので「州としての意思表示」の要素が強いと理解できる
・勝者総取りについて簡単な解説があります。https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4a43767106dac5b95b05c792691ef8bc57fb3f
独立戦争でも各州の独立性をどう保つかで論争があった。英国国王から独立したら今度は米国大統領が君臨すると言うことに各州の市民は警戒したのです。

次回は

次回は2021/1/27水曜19時半です。読むサイトは週明けに決めます。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-%E8%A8%80%E8%AA%9E%E4%BA%A4%E6%8F%9B-with-%E8%8B%B1%E8%AA%9E-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%9E-Meetup-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E7%94%BA/events/wlxrcsycccbkc/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました