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地震予知、動物の予知?:USGSの地震記事を読む アメリカ地質調査所【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

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世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年3月10日水曜開催、大震災から10年、また最近も地震が多くて怖いので地震について考えたいと思います。
United States Geological Survey (アメリカ地質調査所)の地震ハザード
https://www.usgs.gov/natural-hazards/earthquake-hazards

当日はサイトが異常に遅くてページを開くのにえらく時間がかかって困りました。今は大丈夫ですが、なんだったのでしょう。
アメリカ地質調査所のサイトで、まずは世界の地震状況を眺めてみました。地図上の赤い線がプレートの境目のようですが、本当にほぼ線の上でしか起きてませんね。
最新地震マップ
https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/
今回は2グループとも一般人向けのFAQページを読みましたが、リサーチ系のこの辺りも面白そうでした。
リサーチ系ページ
https://www.usgs.gov/natural-hazards/earthquake-hazards/research
・人工的な地震(日本では馴染み薄いですがシェールガスなどのフラッキングと地震の関係)
・地震の初期警告
・断層と地震
など

気になった単語など

Can you predict earthquakes?【地震は予知できるもの?】
https://www.usgs.gov/faqs/can-you-predict-earthquakes?qt-news_science_products=0#qt-news_science_products
ネットで広まりがちな迷信、俗信を丁寧に否定する内容でした。フェイクニュースを熱心に信じる人が多い国ならではという感じも。
慎重に丁寧に説明しているためか、英文としては冗長で読みにくかったです。
結論としては
・世間で言われる迷信、俗信的な地震予知というのは科学的根拠がなく、たまたま当たったもの(当たらないものが沢山ある)
・我々は短期的な予知よりも、長期的な構造物の安全性向上に注力する
という話でした。
確かに予知出来ても対処できなかったら仕方無いですしね。
foreseeable 予知できる、あまり遠くない
significant 重要な、意味深い
a certain number 一定数
slug なめくじ、怠け者
remotely adv. 遠く、関係が薄く、(しばしば否定文で)およそ[全然](…でない)
このremotelyが「遠い」というイメージしかなかったのですが、否定の要素もあるんですね。
swirl 渦を巻く、ふらふらする
precursor 先駆者、前身、前兆
swarm 群れ、たくさん
radon ラドン(放射性元素)
rare まれな、希薄な
 このレアも理解に苦しみましたが
「…event rare enough to suggest that it might be a foreshock」
「前震かもしれないと考えるには充分でないような地震(event)」とenough toを否定的にしてるんでしょうか。
⇒2021/3/14 追記:コメント貰いました。
「rareはThe so-called precursor の内容を説明している文中です。よってこれは大地震の前兆の予震を連想させるような極めて稀な、普段経験しない中規模地震もいわゆるprecursor である と訳すとスッキリします。確かに頻繁に中規模地震が来るとどれが予兆か分かりませんからrareである必要がある。
でも次に続く文章でそう言った前兆は間違いだと言っています」
rareとenough to の間で一回切れてるんですね。一度思い込むとなかなかそこから抜け出せません!
foreshock 前震
basis 根拠、基礎、主成分 bases(複数形)
probabilistic 確率的な
term 用語、学期、期日
probability ありそうなこと、確率、見込み
spare 惜しむ、与える、免れさせる、命を助けてやる
seismic 地震の、地震性の
mitigation 緩和、軽減
hazard 危険、冒険、偶然
safety of structures 安全構造
 この用語も「何だろうね??」となりましたが、そのまま「構造物(structures)の安全性」のような気がします
Can animals predict earthquakes?「動物は地震予知できるのか?」
https://www.usgs.gov/faqs/can-animals-predict-earthquakes?qt-news_science_products=0#qt-news_science_products
内容は
・動物が地震の前に変わった動きをするという話がある
  古くは紀元前373年のギリシャとか
・でも科学的根拠なし
 中国と日本だけが真面目に研究してる
reference 言及、参考、参考文献
373 BC 紀元前373=当時は「執政武官も執政官もいない3年目の年」by wiki
weasel イタチ、こそこそした人、ずるい人
centipede ムカデ
anecdotal 逸話の多い、根拠に乏しい
abound たくさんいる、富む
reptile 爬虫類、卑怯な奴
elude 理解できない、すり抜ける
イタチとか爬虫類とか、人に対する悪口的な意味もあるんですね
あとはFAQページをサラッと眺めましたが
https://www.usgs.gov/natural-hazards/earthquake-hazards/faqs
ヘッドライン部分だけでも面白かったのは
– 近年地震の記録は増加している。しかし地震が増えているというより、測定・記録が改善されてきているから
– マグニチュード10というのは起こりえない。マグニチュードは断層の長さに影響されるので
など。
あれこれ読んだら面白そうです。(今日はストレスなくページを開けました。昨日はなぜか本当にページが開けず、、アクセス集中してたんでしょうか)

感想など

-動物の予知の話が面白かった。アフリカ、南米などもあるのか気になった
-なめくじの地震予知は知らなかった 
-活断層、プレートのマップなど観る機会ないので面白かった 
  
– みんなで読めて理解が深まった良かった
  
– 頻繁に地震起きる場所は限定されてると確認できた
– インドネシアで津波が起きた後、日本政府が予知用ブイを寄付した話がある
->しかし住民が盗んで売ったため予知には役立たず
->生活が安定してないと明日のご飯優先される。災害に備えるのはお金がかかる
– 福島も堤防などにお金をかけており、日本はまだお金があると感じた(お金を刷ってるだけ?)
 
– サイトが開かなくてストレスだった
– 実はアメリカも地震多い
– 東日本で地震が起きた後、政府は原状復帰を目指したが戻った人は予想より少なく
 本当は復興後の計画を考えて対応しないといけなかった
  
– 防災は学問として大きい分野になっている(防災学)
  完全に防ぐことは出来ないので、減災、ソフトウェア対応が主流
   
– 日本、中国だけが動物予知研究という話
  自然災害に対する考え方、土地、文化、宗教観で違うのだろう
  
– 科学で予知できないものに対する考え方など子供たちに何をどう伝えたらいいのか考えている
  
– サンフランシスコにいたときに地震があったが、ホストファミリーの対応は素早かった
 地震のある場所だから地震は来るもの、という感覚が強いのかも
  
– 地震の研究は進んでいても、最低限自分で出来ることは用意しないといけない
– 科学的根拠のない予知、素朴な疑問に対して啓発しているトーンに感じた
– 日本に来た米国人は日本での地震に驚いてた。地震経験がなさそうだった
  
– 景観を壊してまでの防波堤、漁師の生活にも影響している
 ->防波堤があるから安心とは思っていない。逃げるのは自分で、自分の命は自分で。言葉の重みが違う
  
– 予知は出来ないことを再認識
– 大きなエネルギーなので上手く使えたらいいのに
  
– googleで地震情報を可視化していた
 学者しか知らない情報を普通の人も見れる時代ですごい


この動画は今回地震関連を予習した際見つけました。世界の地震の時系列可視化。感激しました。
  
– 日本は3,4回/日 有感地震があるという。慣れに注意
 
– コロナといい、天災のあとは人災が来る?
 
– 捨てようと思っていた自転車を大震災を経て保持することにした
 自転車がたくさん売れたらしい
– 10年前の体験から非常食を買い込みました。でも今では殆どが貯蔵期限の5年をオーバーしています。やはり喉元過ぎればです
また、マウスオーバー辞書が便利だという話になったので、再掲。イベントページにも載せておきます
https://chrome.google.com/webstore/detail/mouse-dictionary/dnclbikcihnpjohihfcmmldgkjnebgnj

次回は

次回は2021/3/17水曜19時半です。読むサイトは週明けに決めます。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-言語交換-with-英語-フランス語-Meetup-東京神谷町/events/rsvzfsyccfbwb/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。