背景理解が必須のフィリップ王配ジョーク:王室も止められない失言集【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

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世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年4月14日水曜開催、イギリスのフィリップ王配が逝去されたので「世界で有名なフィリップの失言集」を読んでみました。
フィリップ王配の逝去を隣国アイルランドではどう伝えているかとアイルランドのニュースサイトをチェックしたところ、あったのは「世界で有名なフィリップの失言」という記事でした。アイルランドと英国の関係性が分かりますかね・・?
The gaffes that made Philip internationally famous
https://www.breakingnews.ie/world/the-gaffes-that-made-philip-a-national-treasure-1108796.html
英国人が「あの人はKY(空気読まない)なんだ」と言っていましたが、英王室の森さん的存在でしょうか。
その他、アイルランドの主要ニュースは現在はコロナ関係のようです。
また、失言だけではアレなので英国王室のオフィシャルサイトも紹介しておきます。
英国王室のサイト。ゴージャスです
The Royal Family
https://www.royal.uk/

興味深いのはこのあたり。ちゃんと読んでませんが。。
逝去のお知らせ
https://www.royal.uk/announcement-death-duke-edinburgh
葬儀のお知らせ
https://www.royal.uk/funeral-duke-edinburgh-0
皇室の役割
https://www.royal.uk/role-royal-family
継承順位
https://www.royal.uk/succession
皇室ファイナンシャルレポート
https://www.royal.uk/financial-reports-2019-20

気になった単語など

The gaffes that made Philip internationally famous
https://www.breakingnews.ie/world/the-gaffes-that-made-philip-a-national-treasure-1108796.html
フィリップ王配の失言集というかブラックジョーク集です。一人でざっと読んだ際にはほぼ意味が分かりませんでしたが、みなさんと読んでだいぶ分かった気がします。背景知識が必須でした。
分かったジョークを解説したいのですが、思い切り差別的になるので難しいところです。。
gaffe (そのつもりがないのに相手を不快にさせる社交上の)失言、失態
outspoken 率直な、無遠慮な
clanger へま、ガーンと鳴るもの
plain 明白な、まったくの、飾りのない
controversy 議論、論争
national treasure 国宝
inability 無能、出来ないこと
curb(kˈɚːb) 縁石、止めぐつわ、抑制 (ラテン語で「曲げる」)
 曲線のカーブ、道路のカーブはcurve(kˈɚːv)
 
off-the-cuff 即興の
 cuffは袖口
gargle うがいする
pebble 小石
tart 1.酸っぱい、しんらつな 2.タルト 3.売春婦
yak 1.ヤク(野牛)2.むだ話をする,ぺちゃぺちゃしゃべる
スラングでは吐く
quayside 波止場
let off 降ろす、撃つ
ghastly ぞっとする、恐ろしい
get on 乗る、はかどる、何とかやっていく
serviceman 係員,軍人,修理員
native 自国の、その国生まれの、土着の
booze 大酒を飲む
walkabout 放浪生活、民間視察
firearm 火器
shooting 発砲 shoot撃つの現在分詞
bloody 血の《英俗》ひどい,いやな《しばしば単に強意語として》
attendant 案内係,付き添い
fusebox 安全器収納箱、ヒューズ箱
deaf 耳の不自由な人
steel band  スチールバンド 《カリブ海諸島でドラム缶を利用した打楽器バンド
out of one’s mind 発狂して、気が狂って、忘れて
slitty 切れ長の
notorious 悪名高い
state visit 公式訪問、国賓としての訪問
notorious 悪名高い
endangered 絶滅寸前の
endanger 危険にさらすの過去形、過去分詞
stroke 2. なでる、さする 1.打つこと、羽ばたき
Briton 英国人、イングランド人
assassination 暗殺
giggle くすくす笑う

感想など

今回は2グループとも同じフィリップさん失言集を読みました。
皆さんの感想です。
– 戦争神経症をからかったJOKE?がありましたがなぜ最近問題が大きくなったかを解説しています。昔は激戦地ではほとんどの兵が死亡して帰還兵か少なかったとか ほかの災害(例えば伝染病)が日常茶飯事で死が身近だった、等が挙げられる。
戦争神経症
https://www.weblio.jp/content/%E6%88%A6%E4%BA%89%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%97%87
– 笑い転げた。バックグラウンドが分かって良かった
 
– これでロイヤルファミリーなのかと不思議に思った
 ここまで失礼なこと言って平気なのだろうか
  
– 本当に笑った。今だったら言えないようなこと、何度牢屋に入るか分からないようなことを言っている。
 それを何十年も保っている
– とはいえ、コモンウェルスの数十国を女王の代わりに何万回も訪れてる
 影日向になり英国を支えてきた存在
  
– ヘンリー王子が傍にいられなかったは辛かったのではないか
– 逝去関連の報道ばかりだとBBCの報道へ国民がクレーム 
 メディアに直接抗議するというのはイギリス人気質なのか?
– コロナで笑う機会もなかったので心から笑えた
– 関連して思い出したのは元首相の森さんがクリントン元大統領に「who are you?」「ヒラリーのハズバンドです」というやりとり。アメリカでは有名だそう
 ->「how are you?」と間違えたという話
– 以前、スペースXを読んだがその関連で映画「テスラ エジソンが恐れた天才」を見た
 劇場でやってる。発明家ニコラ・テスラの話で面白かった
– 女王の就任で英国国歌も変わった。入り婿という立場
  
– 日本の皇室と印象が違う
– 1人で読むと意味が分からない
– 普通の人でも言えないようなことを言って逆にスゴイ。自分が失言してもOKだと思える
– バヌアツでは神様扱いというニュース。白い人が空から来るという伝説で尊敬されてる
  
– 面白かった。森さんはかわいいものかもしれない
– 一方で、コモンウェルスを従える大英帝国の人間、人種の恐ろしさを感じた
 世界を征服した強いイギリスの一部を見せていて怖い
 敵を作ることを恐れない
– 日本と違う、という比較の面白さも
 ->日本は役人が答弁を作っているから?
  
・ヘンリー王子のコメント:「次に何を言うか分からないのでみんなの注目を集める」。
ヘンリー王子もやはりユーモアがありますね。
Paying tribute to his grandfather, Prince Harry said: “He was authentically himself, with a seriously sharp wit, and could hold the attention of any room due to his charm – and also because you never knew what he might say next.
Prince Philip: William and Harry pay tribute to grandfather
https://www.bbc.com/news/uk-56721559
記事を最後まで改めて読んでみましたが、誰か特定の人種・地域に対しての差別意識という訳ではなく、自分や身内、自国民に対してもブラックユーモアがさく裂しているので、全方面に対する英国的ブラックユーモアなんでしょうね。むしろ外国人も自国民も身内も区別しない、差別意識の薄い方ではないかという気もしてきました。

次回は

次回は2021/4/21 水曜19時半です。読むサイトは前日には決める予定です。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-言語交換-with-英語-フランス語-Meetup-東京神谷町/events/bktdhsyccgbcc/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。
 
  

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