2021年12月1週のアフリカニュース:米国がマリへ返還、アフリカ宇宙産業、カメルーン対立、障碍者ショー、セーシェル旅行、ケニア手話アプリ

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2021/12/8-2021/12/14 にシェアしたアフリカニュースです。

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#アフリカ 1062 2021/12/8 【米国がマリへ押収美術品返還】

米国がマリへ押収美術品の返還。植民地時代の話ではなく、割と最近に米国税関で見つかった密輸品。それも900点も。
そういうマーケットがあるから密輸ビジネスが存在するのでしょうがヒドイ話ですね。
大きな壷とかありましたがそんなのまで密輸するんですね

・米国税関が押収したマリの密輸美術品900点をマリへ返還

・その多くは埋葬用の骨壺、石斧など
・2008年から2011年の間にマリの遺跡から違法に持ち出され密輸されたもの
  一部はマリ当局からの情報で、一部は関税のチェックで見つかったもの
・米国はマリへ博物館での展示会費用も提供

・米国は世界23カ国と文化財協定
  マリはサブサハラアフリカで唯一の協定国

Return to Mali of Pillaged and Illegally-Trafficked Antiquities
https://ml.usembassy.gov/return-to-mali-of-pillaged-and-illegally-trafficked-antiquities/

#アフリカ 1063 2021/12/10 【アフリカの宇宙産業】

アフリカの宇宙産業の話。
12カ国が衛星を打ち上げていて、他の国も取り組んでいるのと、打ち上げ地としても適しているとのこと。
日本の種子島にも打ち上げ場所ありますがあれもいい場所をチョイスしてるんでしょうね

・アフリカ各国は衛星を打ち上げている
  テレビ、通信、教育、農業などに活用
  
・南ア、アルジェリア、アンゴラ、ガーナ、ケニア、チュニジア、エジプト、モロッコ、ナイジェリア、ルワンダ、スーダン、エチオピアなど12カ国が打ち上げ
 アフリカの通信衛星は43機にものぼる

・ジンバブエは宇宙省を創設。ジブチ、セネガルなども取り組んでいる

・2024年で100億ドル規模見込み。宇宙関係282社
・エンジニア不足
・アフリカは地理的には打ち上げ地として適している

Africa’s space industry
https://www.africanews.com/2021/12/09/africa-s-space-industry-business-africa/

#アフリカ 1064 2021/12/11 【カメルーンの英語圏対立】

カメルーンの英語圏独立派の活動で英語圏の学校が閉鎖してしまい、子供たちの教育機会が奪われているという話。
マジョリティのフランス語話者圏に対して、マイノリティの英語話者圏が独立したいるというのが対立構造なのかと思いますが、それで英語圏の学校が閉鎖してしまうのは元も子もないですよね。過激派の人たちには別の目的があるんでしょうかね。。

・カメルーンでは英語圏分離主義者とそれ以外の人との対立で
 子供の教育がカオス化
・英語圏エリアでは多くの教育機関が閉鎖
 「多くの子供がトラウマになっています」

・対立は2016年から始まり、3500人以上が死亡、70万人が避難民に

・ユニセフによると2019年には85万人の英語話者学校の子供が教育の機会を奪われている

The uncertain future of children caught in conflict in Cameroon
https://www.africanews.com/2021/12/11/the-uncertain-future-of-children-caught-in-conflict-in-cameroon/

Spiral of violence shuts schools in Cameroon’s anglophone region
https://www.aljazeera.com/features/2021/12/11/spiral-of-violence-shuts-schools-in-cameroons-anglophone-region

#アフリカ 1065 2021/12/12 【アイボリーコーストの障害者ファッションショー】

コートジボワールで障害者女性がモデルになってのファッションショー。
世界の障害者10億人の内、8割が途上国にいるとは知りませんでした。経済や医療の差がこういう所にも出てくるんでしょうか

・国際障碍者デーにアイボリーコーストのアビジャンでファッションショー
 障碍者の美しさと強さを称えるもの
 
・障碍者女性のQOLを高める活動をする財団の主催
・「交通事故で右手を失いました」「国の支援を待つだけでなく独立できるよう財団を作りました」

・車いすや手足の無い人を含め20名の女性がキャットウォークでファッションを披露

・国連によると10億人が障害者でそのうち8割は途上国の人

Fashion show in Ivory Coast features disabled models
https://www.africanews.com/2021/12/05/fashion-show-in-ivory-coast-features-disabled-models/

#アフリカ 1066 2021/12/13 【セーシェル諸島は安全な旅行先】

11月末の記事ですが、セーシェル諸島はコロナ的に安全な旅行地とのこと。
インド洋の島ですね。ワクチン接種率も8割と高く、12月の旅行も継続してオープンしているようです。
寒い時期はこういう南国の島いいですよね~

・セーシェル当局によるとセーシェルはオミクロン株感染件数ゼロ。最も安全な旅行先の一つ
・アフリカ大陸から1000キロ離れている
・南部アフリカからの入国は禁止
 12月の旅行を予定している人に対して安全だと述べている
 「我が国にはウィルス拡大を防ぐ、近代的で強固な保健システムがある」

・入国前、出国前にはPCR検査必須。国内では厳しい衛生管理
・「今年3月から陽性の旅行者はたった12人ほどです」

・1月からワクチンキャンペーンを始め、10月には接種率8割に。3回目の接種も
 10代の若者への接種も6割

Seychelles one of the safest tourism destinations
http://www.seychellesnewsagency.com/articles/15893/Seychelles++one+of+the+safest+tourism+destinations

#アフリカ 1067 2021/12/14 【ケニアで聴覚障碍者向けテクノロジー】

ケニアで手話を英語に翻訳するアプリ。
手話も方言みたいなものが沢山あって大変だと聞いたことがありますが、翻訳テクノロジーが進むと手話の位置づけも変わって行ったりするのでしょうか。

・Echonomaは聞こえる人と聞こえない人間のバリアを取り除くもの
 ケニア手話を英語に翻訳するアプリ。英語から手話への翻訳も
 
・病院、銀行など個人情報を扱う場所での利用にも向いている

“Echonoma”, Kenya’s assistive technology for the hearing impaired
https://www.africanews.com/2021/12/13/echonoma-kenya-s-assistive-technology-for-the-hearing-impaired/

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