2022年1月1週のアフリカニュース:ミイラ分析、アフリカ牧師派遣、援助物資略奪、母親学校へ戻る、トランスジェンダーの困難、ハムドク首相辞任

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2021/12/29-2022/1/4 にシェアしたアフリカニュースです。

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アフリカ 1082 2021/12/29【エジプトのミイラをデジタル分析】

3500年前のアメンホテプ1世のミイラをデジタル解析。
色々と分かるのは面白いですが、肖像権とかプライバシーは3500年前の人には無いのか気になったり。

・3500年前のアメンホテプ1世のミイラ 初めてデジタル解析に成功

・進化版X線技術、コンピュータ断層撮影スキャンなどでミイラの中を調査
 - ミイラの中に脳の存在
 - 内部に30個のお守りやベルトなど
 - 35歳ほどで死去、死因不明
   1932年のX線調査では4-50代と考えられていた

・BC1500年代の統治者のミイラは1881年にエジプトで発見

Mummy of Egyptian pharaoh, Amenhotep I digitally unwrapped
https://www.africanews.com/2021/12/29/mummy-of-egyptian-pharaoh-amenhotep-i-digitally-unwrapped/

アフリカ 1083 2021/12/30 【米国の牧師不足にアフリカから補充】

アメリカでは教会の牧師さんが足りず、アフリカからリクルートしているそう。
先進国は宗教離れしているのだと思いますが、そういった国々にアフリカから信心深い人たちが派遣されるのが当たり前になったりするんですかね。面白いですね
日本でもお坊さんがみんな外国人になったりして

・近年アメリカのカソリック司祭が減少
 ->アフリカから採用
 
・ナイジェリア出身のAbanuloさんはアラバマ州で2つの教会に勤める
 「文化が違うので慣れるのに時間がかかります」

・地元の司教「聖職者が足りないのでアフリカから来てもらって助かってます」
・地元の信者「聖書の説明時に新しい文化を持ち込んでくれて視野が広がります」

African clergy ease US Catholic priest shortage
https://www.africanews.com/2021/12/27/african-clergy-ease-us-catholic-priest-shortage/

アフリカ 1084 2021/12/31 【スーダンで武装グループが援助食糧2000トンを奪う】

スーダンで武装グループが支援物資2千トンを奪ったとのこと。
大量の盗難ということで、(犯行側の)組織がしっかりしているのかなと思ってしまいましたが、
先日のクーデター後も抗議デモが起きていたり、スーダンは大変ですね。
来年はスーダンにとっても他の国にとってももう少し良い年になりますように

・スーダンのダルフールで援助食糧2000トンが盗まれた
・火曜の夜に武装グループによるもの
・翌日には政府は夜間禁止令

Armed group in Darfur steals nearly 2,000 tons of food aid
https://www.africanews.com/2021/12/30/armed-group-in-darfur-steals-nearly-2-000-tons-of-food-aid/

アフリカ 1085 2022/1/1 【タンザニアの10代の母親3千人が学校へ戻る】

タンザニアで学校から締め出されていた10代の母親たちが学校に戻れるようになったそう。
世銀の支援のようですが、昨年11月に女性のハッサン新大統領になったのも後押ししてるんでしょうかね。良かったです

・タンザニアでは世界銀行の支援で、来月3000人の10代の母親が学校へ戻る

・5年で1.2万人を対象としたプロジェクト。13歳から21歳まで

・政府は2017年から妊婦となった学生の登校を禁止していた

Tanzania: Thousands of Teenage Mothers to Resume School Next Month
https://dailynews.co.tz/news/2021-12-3061cdafbfc4fc0.aspx

・4年前に故マグフリ大統領が学生の母親を学校から締め出した際には
 国内外で大きな批判
・新ハッサン大統領は2021年11月に就任

It’s Back to School For Thousands of Young Tanzanian Mothers
https://allafrica.com/view/group/main/main/id/00080678.html

アフリカ 1086 2022/1/2 【ブルキナファソのトランスフェンダー 生命の危機も】

ブルキナファソでトランスジェンダーの人たちが大変という話。保守的な国では大変でしょうね。社会のリソースもなかなか回ってこないでしょうし。。

・保守的な西アフリカの国では多くのトランスジェンダーはホルモン剤を自己投与
 ->専門医が居ないため

・LGBT+を公表している人たちは罪に問われ、5年の懲役となる危険も
・IDカードの性別と見た目が異なるため、ID窃盗の疑いが欠けてれる可能性も
・国内の医療センターは適切な機器がなかったり、医師も必要な教育を受けていないことも
国外へ行く人も
・ある人は1年間ホルモン剤を自分で投与していたが動悸が起こり中止。路上で襲われたことも

Lack of Services Put Transgender Lives at Risk In Burkina Faso
https://allafrica.com/view/group/main/main/id/00080684.html

アフリカ 1087 2022/1/3 【スーダンのハムドク首相辞任】

スーダンのハムドク首相辞任。
昨年の軍事クーデターで一度追放され、すぐに再委任されたのちの辞任。クーデターに対する市民の抗議運動が激しくなっているようですが、スーダン難しいですね

・スーダンの文民首相ハムドク氏が日曜に辞任
 ->政治的膠着と大規模抗議行動の末
 
・日曜のテレビ演説で政治勢力間の架け橋に失敗したと認め、政治的対話を求めた
 「出来る限りのことはしてきたが」

Sudan’s civilian prime-minister Abdalla Hamdok resigns
https://www.africanews.com/2022/01/03/sudan-s-civilian-prime-minister-abdalla-hamdok-resigns/

アフリカ 1088 2022/1/4 【スーダンのハムドク首相辞任で国民の反応】

スーダンのハムドク首相辞任に対しての国民の声。残念がっているようですが「スーダン女性はああいう男を沢山生むから大丈夫」と言っている人には笑ってしまいましたが、困難が沢山あると一つのことには執着せずに進んでいくんですかね。

・日曜夜にスーダンのハムドク首相が辞任を発表

・首都ハルツーム市民モハメドさん「国際社会にもスーダン国民にも受け入れられていた大事な人を失って残念だ。
 戻ってきて大統領になってほしい」
 
・首都ハルツーム市民アルアミンさん「スーダン女性はハムドクみたいな男を何千人も生むから大丈夫だ。愛国者は沢山いる」

・スーダンは2019年4月に若者主体の抗議活動からアルバシール前大統領を追放し、
 完全民主制を目指し移行政権となっていた
・2021年10月にハムドク首相率いる不安定な移行政権は軍事クーデターにより壊され
 11月にハムドク首相は軍との合意の上、再度首相の座に
・ハムドク氏の辞任は軍に全権委任することになる

Sudanese React to Abdalla Hamdok’s resignation
https://www.africanews.com/2022/01/03/sudanese-react-to-abdalla-hamdok-s-resignation/

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