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マルタで英語留学:地中海の島で英語力アップはアリかナシか?!

マルタ
バレッタのアッパーガーデンから
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マルタはヨーロッパでも数少ない英語が公用語の国。英語学校がたくさんあり、多くの外国人が学んでいます。
その一方で、「マルタ留学なんて無駄!」という声もあるようです。果たしてマルタ留学は有効なんでしょうか?
私も半年ほどマルタの英語学校に通いましたのでその経験も踏まえて考えてみましょう。

マルタ留学の魅力、メリット

まずは語学留学でマルタを選ぶメリットについて。

  • 地中海の楽園で英語学習
  • 費用は抑えめ!
  • 治安良し
  • ヨーロッパ諸国への旅行が簡単
  • 映画の舞台にも

マルタ自体がリゾート地なので、多くの旅行者が朝からビーチ沿いのカフェでコーヒーやビール、という姿もよく見かけます。英語学校が終わったらビーチでのんびり、ひと泳ぎなんてことも可能です。リゾートを味わいつつ、英語学習にも取り組める環境です。

また、ヨーロッパの中でも、イギリスやドイツなどの西欧諸国と比べると生活費低めです。英語留学の本場(?)、英国やアメリカへの留学と比べると、英語学校費用も含めて費用を抑えられると思います。

治安も良いので、海外に慣れていない日本人でもあまり心配なく暮らせると思います。国民の2割が移民労働者ですが、表立った軋轢や差別も感じません。

地中海に位置する島なのでヨーロッパ各国へアクセスしやすく、2-3時間のフライトで主要都市へ行けてしまいます。英語学習を頑張ったらちょっと他の国へ旅行、ということも出来ますね。

美しい国なので映画の撮影にも使われていて、日本だと「コンフィデンスマンJP 英雄編」はマルタ舞台ですね。他にもたくさん映画あります。マルタ舞台の映画を見て勉強のモチベーションを上げるのはどうでしょう。
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マルタ留学のマイナス面、デメリット

  • 学校以外での英語環境は少なめ
  • マルタ英語のアクセント
  • ビーチしかない、知り合いに会う

デメリットの大きなものとしては英語の環境ですね。
英語学校自体はカリキュラムも先生もしっかりしていると思います。マルタは元イギリス領なので、習う英語はイギリス英語です。イギリス人の先生もいます。そこまではOKなのですが、学校の外の普段の生活で英語に接する機会が案外少ないのです。
マルタ人は英語を話しますが、マルタ人同士はマルタ語で喋っています。若い世代はマルタ語離れがあるようですが、それでもマルタ語がメインだと思います。

観光客が多いエリア、つまり留学生が滞在して生活するエリアでは、イタリア語、スペイン語、フランス語、ポーランド語などなど、英語以外の言語が飛び交っています。スーパーでは、イタリア向け商品を輸入しているのか、イタリア語で書かれた商品が並んでいます。
という感じで、普段の生活の中で自然に英語が入ってくる割合は高くないです。

マルタ英語のアクセントは強めです。マルタ語はアラビア語とイタリア語が混じった言語で、個人的見解ですがイタリア語のように音の高低が大きく、アラビア語のように息が強いです。

余談ですがマルタ人女性は声が低く、ハスキーでドスが効いていて、声だけ聞いておばさんかな?と思っても顔を見ると若かったりするのでびっくりします。カッコイイのですが、これはマルタ語の発声の影響かなと思います。

で、そのマルタ語アクセントが英語にも反映されているので結構クセのある英語です。英語学校の中では外国人講師も多いのでそんなにクセ全開ではないと思いますが、学校の外ではマルタ語英語、もしくは外国人労働者の英語です。労働者不足で外国人労働者が多く、タクシー、バス、レストラン、カフェ、商店の店員のほとんどは今はインド人、フィリピン人です。

外国人留学生や外国人労働者からよく聞くのは、小さい国なので娯楽がない、仕事のチャンスも少ない。出掛けると知り合いに遭遇する、など。ビーチはたくさんあり楽しめますが、ビーチしかないとも言えます。
私はこの辺は気にならずにマルタを楽しんでいますが、マルタ好きじゃないという人も意外といます。

マルタ留学はオススメなのか?

良い面、悪い面ありますが結局マルタ留学はどうなの?ということですが、目的に依ると思います。

  • 24時間アメリカもしくはイギリス英語に囲まれていたい
  • レジャーは必要ないので100%英語学習に集中したい
  • そのためにはお金が掛かっても構わない。
  • → こういう方はサクッとイギリス留学、アメリカ留学で良いと思います。

  • 英語は出来るようになりたいけど、費用は抑えたい
  • 英語以外も楽しみたい
  • ヨーロッパで暮らしてみたい
  • → マルタおすすめ。

語学習得は自分がどれだけ勉強するか、時間を費やすか、に掛かっていると思いますので、どこに留学しても、なんなら日本に居たままでも自分が頑張って勉強すれば身に付くと思いますし、良い環境にいても勉強しなければ身につかないのだと思います。身も蓋もないのです。

私はビザのためにマルタの英語学校に行っただけなので、正直全くやる気がなかったのですが、それでも先生方は熱心でしたし、今まで接点の無かった国、コロンビアやパナマ、ブラジルなど南米、ウクライナなど東欧、タイなどアジアの留学生と接点が持てたのは面白かったですね。若い人たちだけでなく、社会人経験を積んだ人達もいたので、それぞれの人生が垣間見えたりするのも興味深かったです。

考え始めると心配になりますが、行動してしまえばそれなりに楽しく、得るものもあると思います。行きたくなりました?行っちゃいましょう!

英語留学前にすべきこと

どこに留学するにしても事前に英語を勉強しておくのが効果的だと思いますが、意外と盲点だったのが文法系の単語です。

今まで日本語の文法書や参考書メインで勉強していたので気が付かなかったのですが、文法用語、例えば過去完了形とか進行形、母音と子音、そういった英単語が分からなかったのです。授業は全部英語で行われ、先生が説明する文脈で予想はつくのですが、その辺の単語を押さえておくとより安心して授業に臨めると思います。

おまけのマルタ語

ここであえてマルタ語の紹介を。

マルタ語 (世界の言語シリーズ)
歴史に彩られた地中海の島国・マルタ共和国の「マルタ語」を日本語で学べる初の本格的教科書! マルタ語は地中海中央部に浮かぶマルタ共和国の公用語である。マルタは現在ではヨーロッパ文化圏に属するが、マルタ語はかつてのイスラーム勢力とヨーロッパ勢力...

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日本語でこんな立派なマルタ語の本が出てるんですね。

私はこちらに来てから、英語のマルタ語テキストを買いましたが、2-3ページ読んで放置。その後全くマルタ語習得できず。環境にいるだけでは言語は身に付かないという悪い見本です。

この本とかレビュー高くて良さそうですよ。と教材目移りするのも良くないです笑

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かろうじて知っているマルタ語を披露いたします。マルタにお越しの際は活用ください。

  • 朝は「ボンジュ!」
    フランス語のボンジュールではなく、マルタ語のボンジュ。
  • 別れ際は「チャオチャオ!」
    イタリア語ぽいけど多分マルタ語。
  • 話始めや話の合間にはとにかく「メラ!」「メラメラ!」「メラメラメラ!」
    「それで」とか「さて」という間投詞ですが、とにかくマルタ人はメラメラ言ってます。

楽しい留学ライフを!そして楽しいマルタ語ライフも!