先日、マルタからスウェーデンのストックホルムに行ってきました。
初の北欧でしたが大都会でびっくり。
エコやら社会保障やらを重視できるのは、豊かで満ち足りた国だからこそ、なのかしらと思ったりしました。
マルタからストックホルムまで
ヨーロッパ内の移動なので楽勝では?と思ったのですが、1日掛かりの移動で意外に疲れました。
マルタからドイツのミュンヘン空港まで2時間半ほど、3時間ほど空港で滞在したのち、ストックホルムまで2時間ちょっと。
空港からストックホルムの中心地まで電車で1時間弱。
朝7時前に家を出て、ストックホルムのAirBnBに着いたのは19時過ぎ。きっちり半日かかりましたね。
ストックホルム雑感
ビルの形や外装は中世ヨーロッパ風、ビルの中は近代的で高級ブランドの立派なショップが延々と続く、豊さを感じる街でした。
マルタから行った身としては、ひたすらに物欲を刺激される街・・・!
おしゃれなインテリア雑貨も多く、見ていて楽しいのですが、東京と同じで楽しく暮らすにはお金がないと辛そう。
マルタはその点、お金を握りしめてお店に行っても買いたい気持ちになるものがあまりないし、ビーチに行ってのんびりしてればまあまあ幸せにやっていけます。
街が発展すると、お金を使う場所が増え、お金がないとつまらない生活になってしまうのか?だとすると、発展しない方が幸せだったりするのか。でも発展した街の快適さは絶対に存在するし、うーん、何が正解なんだろうか、と考えてしまいました。
適当に入ったスーパーがアジア系食品のスーパーで、そこでの品揃えと価格の安さにも衝撃を受けました。
日本と比べれば高めですが、マルタの品揃えまあまあ、かつ価格は非常に高い日本の食品と比べると非常にお手頃で、ふりかけやインスタントラーメンを買い込んでしまいました。
マルタでは「海外にいるから日本の食品が手に入らないし高いのは仕方ない」と思っていたのですが、それは「海外にいるから」ではなくて「マルタにいるから」だったのです。
まるで地方から始めて東京に行った人みたいで、「こんな世界があったのか!?」とカルチャーショックでした。
じゃあストックホルムに移住したら満足なのか?と考えると、そこはやっぱり、お金に追われそうだなあ、というのと、だったら東京で暮らせば良いんじゃない?という気もしてきて、まあマルタでいいのかな、と多少グルグル考えつつも落ち着きました。
ストックホルムおすすめ度合い
北欧好きな方は楽しいと思います。
とても綺麗な街です。日本にも西欧風の美しい建物もありますが、その量が違うんですよね。歩いても歩いても、延々と美しく立派な建物が立ち並んでます。
ヨーロッパの街はどこも似ているのでは、という観点で言うと、私はまだその視点で比較できるほどあちこちを訪れていないので何も言えませんが、ヨーロッパの美しい街の一つだろうと思います。
緑と水も豊かです。
北欧というとインテリアデザイン的な美しさのイメージがありますが、雑貨屋さんはどこもおしゃれで素敵でしたね。
特にキャンドル系雑貨が充実していました。AirBnBで泊まった家も部屋のあちこちにキャンドルがあり、実際に使われているようでした。
私はキャンドルは火事になりそうで怖くて、停電時以外は使いたくないのですが、こちらでは生活の必需品のようでした。
キャラクター系お土産だと「長くつ下のピッピ」がたくさんあり、懐かしくなって私も英訳本買ってみました。
ムーミン系もありましたが、作家のトーベ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人で、フィンランドベースで活躍した人らしく、スウェーデンでは全面推しという感じではありませんでした。
本屋にはスウェーデン語のムーミン本はありましたが、英訳本はなかなか見つからず。北欧最大規模という素敵な本屋でようやく見つけて買ってみました。
こういうカップや雑貨は空港内のムーミンショップが充実してましたよ。
マリメッコは見かけませんでしたが、これはフィンランドのようです。
スウェーデン語
レストランでも英語のメニューがないところがあったり、基本的にスウェーデン語の国でした。
第一声はスウェーデン語で話しかけられることが多く、動揺しました笑 移民でもみんなスウェーデン語で暮らしているのだと思います。
現地の人は背が高くスリムで、色素が薄い感じの金髪白人の割合が多かったですが、移民ぽい方達も普通にいました。
サービス業の従業員も移民だけでなく、現地の人もいました。
マルタは最近はサービス業はほぼインド人、フィリピン人になっているので、その辺が気になって観察してしまいます。
マルタの外国人はマルタ語を喋らず、英語なので、スウェーデン移民の方がハードル高そうだなあ、とも。
ちなみにスウェーデン語の挨拶は「へい!(Hej)」のようです。イの部分は口を思い切り横に開くイです。使ってみてください。
ついでに、以前、マルタにいるスウェーデン人がイギリスについて、「スウェーデンの下位互換みたいな国だから全く興味ない」と言っており、そんな階層があるのかと驚いたのですが、スウェーデンのこの発展ぶりをみて納得しました。プライド高く自国に誇りを持っているのも不思議はないです。