マルタで賃貸物件を探すにはどうすればいい?家賃相場は?引っ越しのコツは?
この記事は、マルタに留学・ワーホリ・長期滞在を考えている方向けに、現地で賃貸物件を探す手順と注意点をまとめました。
日本とは違う点が多いのですが、全体的に日本よりもシンプルな気がします。ですが外国ですので思わぬトラブルもあります。気をつけていきましょう!
マルタで賃貸物件を探す方法
マルタで賃貸物件を探す場合、メインはFacebook(フェイスブック)のグループです。
- 賃貸物件を探す
- 内覧を申し込む
- 内覧に行く
- 契約、デポジット支払い
- 入居
Facebookでmalta rentとか、ルームシェアであればmalta roomshareなどのキーワードで検索してグループを探します。
こういうグループとかがあります。
また、Facebook Marketplace(マーケットプレイス)も活用しましょう。
どちらもFacebook内の機能で、検索があまりできずストレスが溜まりますが、仕方ありません。
毎日せっせと投稿される物件をチェックします。
写真や説明から、良さそうな物件を見つけたら、メッセージを送ります。テンプレで Is this still available? とか表示されると思うので、そのまま送って大丈夫です。
体感では返事が来るのは10%ほどなので、あまり悩まずに数打って打率を高めよう、くらいで気になる物件にはどんどんメッセージしておきましょう。
メッセージに返事が来たら、Viewing(内覧) is available? とか聞いて、内覧の日程を調整して物件を見に行きます。
メッセージしたその当日の夕方とか、次の日に内覧出来たりします。日本よりもそのあたりのスピードは速いです。多分仕事が終わったあとに内見の時間を取れる人が多いのだと思います。
物件は大抵まだ人が住んでいます。なんとなく遠慮しながらささっと部屋を見る感じになると思います。
そして気に入れば、その旨を伝えます。
通常は賃貸エージェント経由で、エージェントが内覧の案内をしてくれていると思うのでエージェントに伝え、エージェントが大家に伝える流れが多いかと思います。エージェント無しで大家が直接対応するケースもあります。
イマイチであれば、検討して連絡します、でOK。
このあたりの流れがややトリッキーなので気を付けてください。
デポジットとエージェントフィーの注意点
通常はデポジットは家賃一ヶ月分です。そしてエージェントへはエージェントフィーとして家賃半月から1ヶ月分程度。
契約期間は1年か、2-3年が普通です。
デポジットは日本の敷金みたいなものですね。預けておくお金です。
礼金のようなものはありません。審査や保証人制度もありません。
やることは契約書にサインしてお金を払うくらいです。
外国人は騙されたりすることがあって問題になってますので、お金を払うタイミングには気をつけてください。
内覧するのにお金が必要、とか言われたら怪しいので止めたほうがよいです。
契約・デポジット・家賃の支払いが終わり、鍵を受け取ったら入居です。
大抵の賃貸は家具や家電付きなので、運び込む荷物はそんなに多くならないと思います。
というのが大まかな流れです。
賃貸物件検索サイトは?
日本のSUUMO(スーモ)やホームズような賃貸物件検索サイトはほぼありません。
不動産業者ごとのサイトで検索が出来なくもないですが、物件情報が頻繁に更新されているようにも見えず、連絡してみても返事が来る確率はFacebookよりも低いです。
素直にFacebookで頑張る方が近道だと思います。
マルタの家賃相場とおすすめエリア
マルタの家賃は年々上がっていて、日本よりも高いように思います。
エリアにも寄りますが、一人用のワンルームで1200ユーロとかします。1ユーロ170円とすると、20万円超えますね。
一人であればルームシェアも選択肢かと思います。部屋にシャワー・トイレがついている物件も普通にあるので、日本でイメージするルームシェアよりはハードルが低いと思います。ルームシェアでも500〜700ユーロくらいすると思います。
エリア別の家賃目安
もちろんエリアによって家賃のレンジが変わってきます。
スリーマ、サンジュリアンは一番高いと思います。
物件が多く、外国人も多いグジラGzira、エムシダMsida、ピエタPietaあたりは比較的手頃です。
通勤通学の必要が無ければ、中心地から離れたマルサスカーラ Marsaskalaやサンポールズベイ St Paul’s Bayあたりがコスパが良いと思います。
スリーマ、サンジュリアンと比べて200ユーロくらい安いように思います。海がきれいで素敵な場所で、多分物件も広いです。
ただ、スリーマ、サンジュリアンエリアへ毎日通う場合は、移動が大変なので避けたほうが無難だと思います。

マルサスカーラの海。いつか住みたいエリアです。
家賃が上がる時期・下がる時期(季節変動)
マルタ自体が夏は観光シーズンで人が増えるので、賃貸価格も上がります。
物件を探すならば冬場の方がお手頃だと思います。2-300ユーロくらいは違うのではないでしょうか。
とはいえ、そんなにタイミングを選べないことも多いので難しいですね。
契約・デポジット・光熱費など賃貸契約で注意すべきこと
光熱費とインターネット料金
水道光熱費は自分で契約するのではなく、大家さんが契約していることが多いと思います。
毎月、もしくは2ヶ月ごとに大家さんから請求が来て、家賃と合わせて支払います。
マルタは水道代が高いとか聞いてましたが、そこまででもないような。毎日シャワーを普通に使ってますが、水道光熱費あわせて100ユーロもいかないと思います。
インターネットも大家さんが契約のことが多いかも。月30ユーロちょいだと思います。
自分で直接契約する必要がある場合、解約時に結構お金取られました。100ユーロか200ユーロくらい払ったかもしれません。
契約期間と家賃の値上げルール
年々賃貸価格が上昇しているため、大家さん的には1年契約にしたい人が多いようです。
2年契約、3年契約の場合は、契約書に2年目は家賃◯%アップ、3年目は家賃◯%アップと記載されていると思います。5%くらいでしょうか。
どちらにしても毎年上がりますね。
解約については、通常は解約の1か月前通知が必要だと思います。
そして1年契約の場合は半年、2-3年契約の場合は1年前後居住することが条件で、それ未満だとデポジットは戻ってきません。そういう法律があるようです。
このあたりは契約書をよく確認して、不安があればエージェントや大家さんに確認しましょう。
マルタ国内の引っ越し方法と費用の目安
普通の賃貸物件であれば家具と家電製品は付いています。ベッド、エアコン、洗濯機、冷蔵庫もあります。クローゼットや収納棚、ソファ、物干し台やアイロンもあったりします。
平皿やナイフ、フォーク・スプーン、グラスなんかも最低限は用意されていることが多いです。
人が使ったものを使うのか、、という気もしましたが、慣れてしまえば大丈夫です。楽で良いです。
自力での引っ越し
なので自分で持ち込むのは洋服やら細々したものですね。
一人であればタクシーで何回か往復すれば荷物は運べると思います。
引っ越し業者に依頼する場合
引っ越し業者はあまり見かけませんが、無くはないです。
一度見積もりを取りましたが、2人分の荷物とちょっとした家具で700ユーロくらいでした。結構高いですね?
あとは、赤帽のような、トラック+ドライバーをお願いするパターン。こちらは200-300ユーロくらいでお願いできる業者があります。
今週そのパターンで引っ越しするのでまた結果をレポートしますね。
追記:引っ越ししました!
大型バン1台にドライバー兼作業員2名をお願いして300ユーロ弱。
バンバン運んでくれてスムーズに引っ越しできました。
ネットで見つけた業者ですが安心してお願いできました。おすすめです。
東欧の方とのことですが、平日は建設現場で働き、週末は引っ越し副業をしている様子。働き者ですごい。
まとめ|マルタで希望の賃貸を見つけるコツ
コツとしてはあまり高い期待を持たず、妥協できるところは妥協することでしょうか。
延々と物件を探し続けても上手くいかないと、もう一生見つからないんじゃ、という気分になってきますが、決まるときはパッと決まります。
エージェントと話をした感じでも、最終的にはみんな何かしら見つかるようです。私も今回引っ越しをしますが、真剣に探し始めてから決まるまでトータルで一ヶ月かからなかったと思います。内覧は4軒行きました。
日本の賃貸物件と比べて、マルタの物件は広くてオシャレだと思います。
マルタはEUの中でも家の広さ率が高いというデータを見たことがあります。小さい国土なのになぜ広いのかは謎です。
日本の家との違いとしては
・床が石のタイル
オシャレで清潔感があって私は好きです。
夏は涼しいですが、冬は寒いです。
・壁は壁紙無しのペンキ塗り
どの家も白いペンキで塗ってあります。これも夏涼しくするためでしょうか。
IKEAのガラスのテーブルもいたる家にあります。これも夏は涼しげで良いです。
バルコニーにはガーデンチェアがあります。みんなバルコニーに座って寛いでます。私もバルコニーで過ごすの好きです。
こんな感じです。
素敵なマルタライフを!
関連リンク
その他、マルタ旅お役立ちリンクはこちらから
・航空チケット&ホテル予約は
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