2019年11月3週目のアフリカ最新ニュース:コンゴ民主とウガンダ間道路、Chaka投資、ケニアエア密航者、シャラポワ旅、キュートなブハリ、Opay投資、仏の盗品返還

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2019/11/13-11/19 に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
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Facebook(https://www.facebook.com/cafebarbluebaobab/)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。

#アフリカ 339 2019/11/13 【コンゴ民主とウガンダが1200キロの道路敷設へ】

コンゴーウガンダ間に1200キロの道路敷設という話ですが
目的がセキュリティのために兵士が移動しやすいようにとのこと。
コンゴは武装勢力もいるようですし、臨戦態勢ですね。
ルワンダはウガンダ国境を閉鎖しているようで(大統領間の不和で)、ウガンダーコンゴ間の貿易が増える見込みとのこと。
国境を接しているのも大変。

・コンゴのFelix Tshiseked大統領とウガンダのYoweri Museveni大統領がウガンダで会談
 ・2国間の関係強化 貿易、社会保障、セキュリティなど
 ->セキュリティのために道路を敷設して、兵士が移動しやすくしよう
  ついでに市民が病院に行くのにも使える
・2国間の昨年の貿易は5億ドル(500億円)
 ->ルワンダが2月に国境閉鎖したので、ウガンダはコンゴにより目を向けるはず
・2人の大統領はウガンダからコンゴの東の3都市ゴマ、ブニア、ベニまでの1200キロの道路を
共同で作ることに合意
->コンゴのその地域では複数の反政府組織に攻撃されていたり、エボラと戦っているが。
・2ヶ月以内に道路建設計画について外相、インフラ担当、金融う担当らも含めて会合予定 
DR Congo, Uganda to jointly build 1,200 km connecting roads
https://www.africanews.com/2019/11/11/dr-congo-uganda-to-jointly-build-1200-km-connecting-roads/

#アフリカ 340 2019/11/14 【Chakaがアフリカ最大の人口国でグローバル投資を開設】

ナイジェリアの株取引アプリの話。今後は仮想通貨にも広げたいという
フィンテックスタートアップChaka。
PalmPayが中国トランジョンの4000万ドル受けて
ナイジェリアでローンチというニュースもありました。
詐欺が多いから信用を得るのにコストがかかるという話ですが、ナイジェリアのGDPはアフリカトップですから
ビジネスが沢山はじまりますかね~

・フィンテックスタートアップのChakaがナイジェリアでオンライン投資をオープン
・ナイジェリア人向けでモバイルで40か国以上の株式投資が可能
・銀行口座があれば国内外の株式取引が可能
・最小投資額は10ドルから
・ナイジェリア株式市場はデジタル化を進め、上場しやすくなっている
 ・NASDAQと5年間のパートナーシップ
 ・Airtelアフリカは7月に上場
 
・Chakaは株式に留まらず、将来的には仮想通貨も取り扱いたい
・出資も沢山受けている
・ナイジェリアはオンライン詐欺で有名
 ->合法企業は信頼を得るのにコストがかかる
Chaka opens up global investing to Africa’s most populous nation
https://techcrunch.com/2019/11/12/chaka-opens-up-global-investing-to-africas-most-populous-nation/

#アフリカ 341 2019/11/15 【ケニアエアの密航者特定で論争】

ロンドンの庭に落ちてきた密航者の特定を巡り
ケニア航空も家族も会社も否定している話。
認めてしまうと責任や賠償問題になるんでしょうか。
別記事ではケニア航空の経営難の話や、南ア航空の大規模レイオフ計画&デモなどもあり、空も落ち着かない様子。

・6月にロンドン行きのケニア航空機から落ちて亡くなった密航者の特定で論争
・スカイニュースは南ロンドンの庭に落ちた密航者をナイロビ空港の清掃員ポール・マニャシ氏29歳と特定
・ケニア政府と清掃会社は否定「そんな従業員はいない」
・家族も息子ではないと否定「息子は生きているはずで、死んだ密航者ではない」
・ケニアの航空業界は危機
 ・シスバーストーンエアは11月に飛行停止
 ・当局はほか2つのエアラインのラインセンス停止
 ・11月にはヨハネスからナイロビ行きの飛行機が引き返した。メンテのエンジニアが搭乗していた疑い
->などインシデントが多発。ケニア航空規制局は6月の密航者の件については言及してこなかった
->セキュリティホールの調査として密航者のタイムライン追跡も必要。
 
Identity of dead Kenya Airways stowaway disputed
https://www.theafricareport.com/20089/identity-of-dead-kenya-airways-stowaway-disputed/

#アフリカ 342 2019/11/16 【テニスのシャラポワが美しいボツワナ、わくわくするルワンダへ旅行】

日本でも人気だったテニスのシャラポワがボツワナ&ルワンダで動物見学を楽しんだようです。
良いんじゃない、以外の感想は特に無し

・ロシアのテニススター、マリア・シャラポワが南部のボツワナと東のルワンダへ旅行
 自然を楽しんだもよう
・ボツワナは多くの観光客が訪れる自然公園があり、動物を間近に見れる
・シャラポワはオカバンゴ・デルタ、リトルMomboサファリなどを訪れ、インスタにアップ
・動物を沢山近くで見て感激
・ルワンダのナショナルパークではゴリラを見た「素敵な国!」
・ルワンダのカガメ大統領との面会や、地元の学校で子供らと交流も
Tennis star Sharapova’s Africa trip: beautiful Botswana, riveting Rwanda
https://www.africanews.com/2019/11/15/tennis-star-sharapova-s-africa-trip-beautiful-botswana-riveting-rwanda/

#アフリカ 342 2019/11/17 ナイジェリアのブハリ大統領があまりにキュート

ナイジェリアのブハリ大統領があまりにキュートだという
私の感想を今日はお届けしますw
ブハリ大統領がプライベートのUK訪問から帰ってきたという
大統領府のツイートがあり、
それ自体はどうでもいい話なんですが
いま70代のはずのブハリ氏が非常に若くキュートに見える写真で驚き。
twitterでもフレッシュだとか40代に見えるというコメントが付いてて、
イギリスで若返り術でも受けたのかしら。
「ロンドン拠点のブハリ大統領がナイジェリアを訪問」とか
「海外米が来たよ」と皮肉ってる人もいるけど
497リツイート、3500Likeとみんなブハリ大好きなんでしょうw
ナイジェリアの大統領とかストレスフルな状況でしかないと思うのだけど、
利権があればOKなのかなんなのか、
基本的にいつも可愛いブハリ氏がいつもとても謎です。

#アフリカ 343 2019/11/18 【オペラのOpayが中国投資家から1.2億ドルの出資受ける】

ブラウザのOperaがいつの間にか中国資本になっていた上に、
ナイジェリアでOpayというサービスで出資受けてたり、
知らない内に知らないことが沢山起きてる。
ナイジェリアにフィンテックVCがたくさん、
中国もアフリカフィンテック投資に力入れてる、
ソフトバンクも絡んでた。
なんとかPay系も沢山出てるようだし、
決済だけでなく配車やフードデリバリーも絡めてマルチサービスで囲い込んでるし。
日本もPay系多発してますけど、人口ボリュームや将来性考えると勢いは日本の比では無いのかも(金額規模を整理した情報どこかにないかな)

・フィンテックスタートアップOpayがシリーズBで中国投資家から1.2億ドル(120億円)
・ナイジェリアからケニア、ガーナ、南アフリカへ拡大予定
・投資家はMeituan-Dianpingやソフトバンク・アジアなど
・最近では
 ・ナイジェリアフィンテックのInterswitchにVisaが2億ドル出資
 ・ラゴスのPalmPayに中国トランジョンが4000万ドル出資
・ナイジェリアはフィンテックVCの中心地になっている
 中国投資家もアフリカフィンテックに軸足を移している
・ネット系企業Opera
 ノルウェー拠点の中国資本の会社が設立。サーチエンジン
 アフリカでクロームに次いで2位のオペラ
 Opay, ORide,OFoodなど各種サービス
 
・ECのJumiaやWhatsAppも決済系に参入しそう
Opera’s Africa fintech startup OPay gains $120M from Chinese investors
https://techcrunch.com/2019/11/17/operas-africa-fintech-startup-opay-gains-120m-from-chinese-investors/

#アフリカ 344 2019/11/19 【フランスは19世紀に盗んだ刀剣をセネガルに返還】

フランスが植民地時代に収奪した剣をセネガルに返した話。
奪ったものを返そうという流れはあるようで、
当たり前じゃん?と思うのですが、
BBCの記事では今回のも完全返却ではなく、5年間の返却とか。ええー?
自国内の手続きがあるらしいのですが、アフリカで管理・保持できるのかとかの懸念もあるんでしょうか。
下記の要約はCNN記事ですが、BBC記事では西アフリカのリーダーOmar Tall氏の説明も。リンクは下にあります。
ドイツ、イギリスでも返却の動き。
盗ったものだけでなく、買ったものでも
アート品や歴史的なものはオリジナルの国に戻す流れがあってもいいと思うんですよね。国外は複製品飾ればいいじゃないですか。コピー品の精度も上がってるでしょうし。

・植民地時代に盗んだ品物を返すという約束の一環
・19世紀のイスラム教リーダー Omar Saidou Tallの刀剣。真鍮と木製
  1850年代の反植民地主義の西アフリカのリーダー
  平和協定サイン後、火薬の爆発で亡くなり、彼の刀剣と本はフランスが収奪
  
・セネガルのダカールで日曜、フランス内相Philippe氏がセネガル大統領マッキー・サル氏に手渡す「歴史的な日」
・現在フランス美術館に収蔵されている西アフリカ工芸品返却プロジェクトの第一歩
・2018年11月にフランスのマクロン大統領は「植民地時代にサブサハラアフリカから奪われた美術品は
返却」することを推奨。ブルキナファソで語った。
・フランスの美術館には少なくとも9万点のアフリカ美術品。そのうち7万点はパリのQuai Branly美術館にある。
・欧州国から、元々の国へ返却する動きはある。アフリカ諸国政府からの圧力で。
・5月にはドイツが15世紀のストーン・クロス(運航標識)をナミビアに返すと発表
・イギリスの美術館は2018年にナイジェリアと協定。ベナン王国のブロンズの戦利品をナイジェリアに返却合意
France returns historical sword stolen in the 19th century back to Senegal
https://edition.cnn.com/2019/11/18/africa/france-returns-stolen-sword-to-senegal/index.html
France returns Omar Tall’s sword to Senegal
https://www.bbc.com/news/world-africa-50458081

◆ニュースソース

基本的に以下をチェックしてます。


Home
allAfrica: African news and information for a global audience

https://africanbusinessmagazine.com

Africa - TechCrunch Search Results

https://www.theafricareport.com
このアフリカニュース投稿について。
だいたい毎日、英語のアフリカニュース複数サイトから気になるニュースを1つ選んで
自分で日本語で要約して投稿してます。
ニュース鮮度は良いかと思いますが、翻訳間違いや内容間違いを含んでいる可能性があります。
主に自分のアフリカ情報収集と英語訓練目的で、多少皆さんのアフリカ情報のお役に立てればと思っております。
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Photo by Maksim Shutov on Unsplash

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