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2020年8月4週目のアフリカ最新ニュース:マリのクーデター(経緯と暫定政府)、ベイルート爆発後の労働者、硝酸アンモニウム移動、学校再開要請、アフリカ映画Netflix

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2020/8/19-8/25に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
Twitter(@BlueBaobabBar)や
Facebook(https://www.facebook.com/cafebarbluebaobab/)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。

この週はマリのクーデターが大きなトピックでした。
クーデター発生のニュース、クーデターまでの経緯、クーデター後の暫定政府の会議の話など。
ベイルートの爆発関連では、セネガルの港にも同じ物質が同程度保管されていたので移動させたい話(それも輸送先はクーデターのあったマリ)、爆発後に失職したアフリカ人労働者が母国送還を求めている話。

コロナ関連ではWHOとユニセフがアフリカ諸国に対策を取りながらの学校再開を求めている話。
ポジティブな話としてはアンゴラ映画がNetflixに登場するそう。

#アフリカ 617 2020/8/19
【マリの大統領、首相が軍部反乱により拘束される】

緊迫していたマリ情勢ですがついに軍によるクーデター。
Yahooニュースにも出てましたね。BBCでもトップの扱い、CNNでもトップページに出てました。

クーデターといえば軍隊が起こすようですが、
先日から西アフリカ各国の大統領らとマリのムスリムリーダーが協議を重ねていたと思うのですが
軍の裏にムスリムリーダーがいるんでしょうか。
今時点のニュースではそのあたり不明です
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・マリのケイタ大統領とシセ首相が火曜、反乱兵士らによって拘束された
・首都バマコから15キロのKatiの軍事基地で兵士らの発砲の後に起きたもの

・2012年にも同じ基地で反乱が起き、前大統領Toureに対するクーデターとなった

・西アフリカ経済共同体ECOWASは反乱を止めるよう声明、兵士らには兵営に戻るよう要請
・兵士らはマリ軍から高官らを誘拐しているとも伝えられる

・発砲のニュースはバマコに広がり、デモ活動が起きている
・マリでは6月から抗議活動が活発になり、ケイタ大統領の辞任を求めていた
 抗議初日の日付をとった「6月5日運動」団体は、停滞する経済、政府の汚職、激烈なジハード紛争に対して抗議

・西側は和平を要求
 フランス外相「この出来事について強く非難」

Mali president and PM detained by mutinying soldiers
https://www.africanews.com/2020/08/18/mali-president-and-pm-detained-by-mutinying-soldiers/

#アフリカ 618 2020/8/20
【何週間もマリでは変革を求める抗議運動、それからクーデター発生】

マリのクーデターについて、経緯も含めた分かりやすいアルジャジーラの記事。
パッと「クーデターが起きました」とだけ伝えられても何も分からないので、こういう記事はありがたいです。
結局、貧乏だとみんな不幸という話かも。

ケイタ元大統領は名前がケイタと日本人ぽくて馴染みやすいですが、「血を見るよりは」と自ら退陣を決断したよう。
国民感情に乗って軍が起こしたクーデターという流れのようですが、アフリカ内外の国際組織はクーデターというやり方を非難。
この後は一層の混乱と周辺国への悪影響が懸念されてるようです。
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・兵士に拘束された数時間後の真夜中近く、ケイタ大統領は国営放送で
 マリ国民への感謝と大統領の座を退くことを表明
 「これで軍が満足するのであれば私には他の選択肢はない。血は見たくない」

・クーデターを起こしたのは「人民解放の国民委員会」(自称)
  一定期間後の選挙による政権移行を見守ることを約束
  「我々が権力を維持することはないが、国の安定には尽力する」by陸軍大佐

・軍部のクーデターに対する国際的な非難
 ・西アフリカ経済共同体ECOWASはこの数週間、大統領と対抗勢力との仲裁を試みていたが、この廃位を非難
  ->貿易停止、国境閉鎖などの制裁を科す
  ->アフリカ連合AUに続き、ECOWASもマリの参加を停止
  
・前の宗主国フランス、国連の長官Antonio Guterresもすぐに秩序を取り戻すよう要求
->Aberdeen大学の教授は何週間も抗議運動をしていたマリ国民の声を聴くべきだと主張
 「軍は大統領辞任という国民の要望をかなえただけだ」

・抗議のはじまりは4月に議会選挙の結果を覆し、ケイタ大統領の党に有利な裁判所の判決が出たため
 ->6月には暴動化、治安部隊による死者も

・マリの状況は年々悪化しており、今回の動きは驚きではないという見方も
・軍隊の装備は武装組織と戦うには貧弱であり、多くの兵士が亡くなっている。軍の不満も高まっていた

・ケイタ大統領は2013年に軍事クーデター後の選挙でその座についた
「当時は分断されていた国内を統合する人間だった。軍の不満もなだめていた」

・2018年には再選、しかし生活が一向に良くならない国民の不満が高まる。北、中央地域での紛争も

・コロナによる経済危機、治安悪化もあり2020年3月の選挙では政治危機が高まった
・ケイタ大統領の廃位で「不確かなフェーズに」

・ニジェール、ブルキナなどのサヘルでは長いこと国境をまたぐ襲撃に悩まされている
 →マリ情勢を注視
・西アフリカ諸国はマリの更なる政情不安定が、比較的安定している海岸エリアにまで広がることを懸念
 選挙もあるので一層の懸念材料

For weeks, Malians protested for change. Then a coup happened
https://www.aljazeera.com/news/2020/08/weeks-malians-protested-change-coup-happened-200819085012741.html

#アフリカ 619 2020/8/21
【マリの暫定政府がクーデター後の会議】

クーデター後の暫定政府と野党の会議ですが、
ちゃんとお茶と水が出てたり案外落ち着いてるものですね。少々密ですけど。
クーデター(coup d'etat)ってそういえばフランス語。
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・マリの陸軍大佐率いる暫定政権は野党議員らと会議
・クーデターに対し国際的な非難と前大統領らの解放を求める声がある

・野党がクーデターを事前に知っていたという情報はほぼないが
 両者は協力して暫定政府を支える

・「これからが難しい時期だ。
 勝者も敗者もなく、我々はマリ人だ。暴力に加担していたり公金横領していない限り、ケイタ前大統領派であってもだ」
 by M5-RFP戦略委員会の1人

・政治的危機によりイスラム過激派が活動を再び広げる懸念も
 何か月も政府と野党は政治的緊張が高まっていた
 
・マリでのクーデターは8年間で2度目

Mali junta and opposition in talks after coup
https://www.africanews.com/2020/08/20/mali-junta-and-opposition-in-talks-after-coup/

#アフリカ 620 2020/8/22
【WHOとユニセフはアフリカ諸国に安全な学校再開を求める】

コロナ対策で学校閉鎖している国も多いですが、
WHOとユニセフはアフリカ諸国に対してコロナ対策をしたうえでの学校再開を求めたという話。

アフリカだけに要請してるのかしら?という疑問はありつつも、
長いこと学校に通えないと低栄養や暴力被害、将来的に収入が減るとか様々な問題が出てくるようです。
勉強を学ぶ以外の機能が沢山あるんですね
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・コロナ拡大防止のための学校閉鎖について、WHOとユニセフがアフリカ諸国に要請
->アフリカ39か国のうち完全開校しているのは6か国のみ
 14か国は平行、19か国は受験学年のみ開校
->新学期の始まる9月に学校再開予定の国も多い

・学校閉鎖による影響は幅広い
 ->低栄養、ストレス、暴力・搾取の増加、児童の妊娠、交流が減ることによる精神的発達の困難など
 ->低収入家庭ほど顕著 

・2014年のエボラ流行で学校閉鎖になった際はシエラレオネでは女子学生の妊娠が倍増

・経済的影響も大きい
 ->学校閉鎖により生涯年収は4500ドル(45万円)低下
->在宅児童の世話で両親の収入が減る影響も

・WHO「リスク分析で子供や教師、両親の安全を確保しながら、物理的距離を取るなどの手段を講じたうえで
 学校再開の決定をすべき」
 「長引く学校閉鎖は児童や彼らの将来、コミュニティに悪影響を及ぼすリスク」

・しかし消毒衛生の設備が不足している学校も多い 

WHO, UNICEF Urge Safe School Reopening in Africa
https://allafrica.com/stories/202008200832.html

#アフリカ 621 2020/8/23
【セネガルは大量の硝酸アンモニウムを移動へ】

ベイルート大爆発の原因となった硝酸アンモニウム、それがダカールの港にも同程度存在していて、移動させたいという話。
おまけにマリに輸送する予定だったらしく、クーデター直後のマリに持っていくのも問題になるのでは、という難しい状況。
実はあちこちの港に普通に積まれている物質なんでしょうかね。。
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・セネガル当局はダカールから2700トンの硝酸アンモニウムを移動させるよう命じた
  ベイルートの大爆発の原因となった物質で、レバノンにあったものと同程度の量

・マリに輸送される予定のもので、350トンはすでに移動済み
・所有者、マリでの用途は明らかにはされていない

・マリでは軍隊によるクーデターがあり、政情不安定であるためマリへの輸送は問題となる可能性も

Senegal seeks to transfer a huge amount ammonium nitrate
https://www.africanews.com/2020/08/22/senegal-seek-to-transfer-a-huge-amount-ammonium-nitrate/

#アフリカ 622 2020/8/24
【ベイルート:外国人労働者が帰国を要求】

ベイルートの爆発後、仕事や家を失ったアフリカ人労働者が自国に対して本国送還を要求しているという話。
不法労働もあるようですが、雇用主に捨てられたりと労働環境自体が劣悪な感じですね。せつない
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・レバノンでの大爆発後、何千人もの外国人労働者(多くはアフリカ人)が母国送還を求めて抗議運動
・昨年10月からレバノンは経済危機にあったが、コロナと爆発で悪化
・ケニアからの移民ホームレス「お金も仕事もない。みんなそう。
 支払いなしで働くことはできない。月曜から約2週間ここにいる。ただ母国に帰らしてほしいだけ」
・人種差別反対活動の人「人命が掛かっているので、それぞれの母国の政府は退避の費用を出すべき。
 書類の無い労働者にも渡航文書を出すべき」
・レバノンでは、移民労働者が爆発後の片づけを手伝う動画がシェアされた
 ->それでも爆発によって被害者に陥った移民への注目は十分ではない
・「爆発による死亡者、行方不明者数は不完全で、レバノン人以外の人々が除外されている」
・ケニア領事館の外では本国送還を求めて多くの女性が座り込み
 ->領事館は対応中と回答
・とある女性は、爆発の数日後に雇用主はパスポートや給与も渡さずに、
 働くには健康状態が悪いとして彼女を領事館に捨てたと語る
 
Beirut: Foreign workers demand to return home
https://www.africanews.com/2020/08/24/beirut-foreign-workers-demand-to-return-home/

#アフリカ 623 2020/8/25
【アフリカ映画がNetflixに登場】

ポルトガル語圏のアンゴラ映画がNetflixに登場。

トレーラーは派手でなかなか激しく面白そうですよ。
英語ベースでポルトガル語?も時々ぽい


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・アクションムービー「サンタナSantana」は組織犯罪に挑む兄弟二人と警官の抗争を描く
・アンゴラ、南アフリカの協働作品で、監督はMaradona Dias dos SantosとChris Roland
・8月28日からNetflixでプレミア公開

・アンゴラ発としては初めて、ポルトガル語圏アフリカではNetflix2作目となる
・「音楽は世界に広がるけど、映画はローカルなまま。
 でもそれも変わる時が来て、私たちの物語を伝えたい」

・Netflixではモザンビーク映画「Redemption」(償い)も視聴可能
  世界犯罪に巻き込まれた若者の話
  独立系映画を作るのは簡単ではなく、脚本と資金集めに6年かかったが、モザンビークの映画館ではヒット

・Netflixのラインナップに乗ることは新たな方法

African films enter Netflix catalogue
https://www.africanews.com/2020/08/25/african-films-enter-netflix-catalogue/

このアフリカニュース投稿について。
だいたい毎日、英語のアフリカニュース複数サイトから気になるニュースを1つ選んで
自分で日本語で要約して投稿してます。

ニュース鮮度は良いかと思いますが、翻訳間違いや内容間違いを含んでいる可能性があります。
主に自分のアフリカ情報収集と英語訓練目的で、多少皆さんのアフリカ情報のお役に立てればと思っております。
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Photo by Maksim Shutov on Unsplash

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