温暖化で加速する「北極圏勢力争い」を読む:そして日本は?【最新英語ニュース】

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世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年9月8日水曜開催、Sさんが提示くださった「北極圏勢力争い」について読んでみました。
検索すると2020年の記事が多かったのですが、2021年の記事からいくつかピックアップしてこちらの記事を読んでみました。
POLITICO(欧州メディア)
The 5 most important races for the Arctic(北極圏を巡る5つの重要な争い)
https://www.politico.eu/article/5-races-for-the-arctic-trade-resources-supremacy-tourism-salvation/
他にピックアップしたのはこちら。長いですが面白そうです
・長いProspectの記事(英国メディア?)
The battle for the Arctic
https://www.prospectmagazine.co.uk/magazine/the-battle-for-the-arctic
・すごく長いCarnegie Endowmentの記事(米国メディア?)
Russia in the Arctic—A Critical Examination
https://carnegieendowment.org/2021/03/29/russia-in-arctic-critical-examination-pub-84181

気になった単語など

eye v.注意深く見る
up for grabs だれでも手に入れられる、 競争の対象となって
carve up 切り分ける、分割する
age-old 古くからの
sovereignty 主権、独立国
Arctic 北極、極寒の cf.Antarctic 南極
ignite 点火する、燃え上がらす
scramble 奪い合い、争い、ごちゃまぜ
the upper hand 優位、支配
arena 闘技場、競争の場
maps out 地図に精密に示す、計画を精密に立てる
at stake 問題となっている、危うくなって
play out 最後までやる、展開する
in one’s stead の代わりに
uptick 上向き、上昇
choke 窒息、息が詰まる、ふさぐ
Northern Sea 北海
backwater 沈滞、よどみ
consortium コンソーシアム、(国際)協会、国際借款団
Finnafjord フィンランドのフィヨルド?
 fiord/fjord フィヨルド
illegitimate 違法の
illegal 不法の、違法の
似た単語に見える“illegitimate”と“illegal”の違いですが、知恵袋情報ですが
illegal:法治国家において法律違反
illegitimate:多くの人にとって正当性に反する という感じのようです
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13127116028
supremacy 覇権、支配権 最高位
frontier 最先端、最前線 フロンティア、辺境
pepper v.コショウをかける、〔弾丸・質問などを〕浴びせる
hostility 敵愾心、敵意 交戦
USSR (Union of Soviet Socialist Republics) ソ連
dismantle 取り壊す、取り除く
decay 腐敗する、衰退する、自然崩壊する、虫歯になる
Barents Sea バレンツ海
footing 関係、間柄 足場、基礎
full-blown 本格的な、病状の進んだ、満開の、成熟しきった
remote とても起こりそうにない 遠い、遠く離れて 間接的な
smooth sailing 順風満帆
settlement 村落 定住、移民、開拓地、解決
icebreaker 砕氷船、座をなごやかにするもの
fleet 艦隊、船隊
exert 用いる、ふるう、努力する

感想など

皆さんの感想です。
– 貿易ルート、覇権争い、資源の話
背景:氷河が解けている 
->ルート、資源がより取りやすく
各国が注目、今後競争がより激しくなるかもしれない
  
– 温暖化で変わっていくが、技術的進化も要因の一つでは
より深い海、宇宙へと競争が増えていくのか
先に月面に旗を立てたら勝ちとか
   
– いつも見ている地図のイメージがあるので違う地図を見ると地理的発見がある
北極圏も6つの国がこんなに近いとは
->決まった形ではなく、視点をずらしてみないと距離感とか分からない
 
Prospectの記事The battle for the Arcticから北極圏地図
https://www.prospectmagazine.co.uk/magazine/the-battle-for-the-arctic

– 北極圏航路が使える
-> スエズ運河などの運河を使わなくて済むというメリット
-> 日本にも影響あるのでは
-> 南極と違って条約がないので覇権争いが起きやすい
  
– 経済効果の面で物流が変わる影響は大きい。注目の地域
  
– 温暖化で氷が解けるとどうなるのかと考える
新たなルートが出来るという良い面もあるのかも
 
– USSRはソ連のこと。若い世代は知らないかも 
 
– 氷が解けて地下資源が採れる、航路が増える
– 今は大きな都市は無いし、大きな海ではないが
開発されだしたら地中海みたいな雰囲気になるのかも?
遠い将来に思いを馳せた
  
– 天然ガス、石油、ダイヤ、ミネラル
本当に?という気持ちもあるが、取り合いになりそう
  
– 温暖化で得する国はロシアではないか
人が住めなかったところに住み、農業ができたり
– 中国までがどうしてここに?さすがしっかりしてる
– ロシア的には自分の海という認識だろう
 
– 温暖化問題は先進国はお金で解決できるだろうと言われている
– ロシアはメリットが大きい
資源が沢山発見されて大丈夫なのかなという気持ちもある
例えばウクライナはガスパイプラインを通して税収を得ていたが
迂回ルートが出来たり、ガスを買わないなどの動きには困ってしまう
  
– 北から見た地図には感激した
– コロナ前の世界情勢で、今読むとおかしく感じる
昔は氷が解けたら困るという話だったのに
気候変動の話題で北極の話が出てこない
気候変動の話は偏っていて矛盾を感じる
   
– 2019年にナショナルジオグラフィックの日本語記事で同じような内容のものがあった
氷が無くなり、蚊も増える
– その2年前の記事では砕氷船:アメリカ3隻、ロシア50数隻。全然違う
  
– 経済的面中心の記事
北極問題については興味ある
新しい領土問題であり、21世紀の中でどう決まっていくのか興味ある
  
– 日本など、直接には面していない国はどう関与すべきか
関係国にまかせっきりにするわけには行けない
一方で石油・ガスの必要性は減ってくる。どこまでの価値があるのだろうか
– おすすめ映画:不都合な真実2、Seaspiracy
(参加頂いた皆様、ここをこう変えたいとか、追加でこれを言いたいとか補足追加事項、修正事項等々ありましたらアップデートしますのでご連絡くださいませ!)

次回は

次回は2021/9/15 水曜19時半です。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-言語交換-with-英語-フランス語-Meetup-東京神谷町/events/btgjpsyccmbtb/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言、コメント投稿などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。

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