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神谷町のお1人様歓迎のそろカフェです。東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜを。

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1人読書会:「ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)」服部正也 :ビジネス書の要素全部乗せ、とんでもなく優秀な日本人の話

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すごい本だった。優秀すぎる。有能過ぎる日本人で驚く。
ビジネス書の要素全て入ってる。

昔の単なる銀行の数字の話かと思ったらとんでもなくて、
経済の立て直しとルワンダ全体の方向性設計、人心掌握に倉庫会社とバス会社の経営まで。
英語フランス語を操り、日本語の文章だって素晴らしく、国際組織で欧米人相手に丁々発止の交渉力。
切れ者すぎる。
こんなすごい日本人がいたのか!!!と感動する。
それも1960年代にアフリカに駐在してこんな大仕事してたなんて。私まだ生まれても無い時代。スゲー。

どうやったらこんな人が育つんだろうか。戦前の教育に戦時中のハードな経験だろうか。
幼少期をロンドン、上海でも過ごしているから、そういう海外体験が重要なんだろうか。
それにしても日本語の文章もきっちりと上手い。

事実ベースでロジックで考え、噂を鵜呑みにせず現場にあたる。どんな環境でも通用する法則なんだな、と改めて。
どこで何やっても上手くやり遂げそうな人だ。

後に世界銀行の副総裁まで昇り詰めるのも分かる。
むしろなんで総裁じゃないんだ、総裁はもっと能力が必要なのか、それともアジア人差別なんじゃないか、とか思ったり。

本の中では、外国人顧問や現地人については、無能な人間は無能と厳しく表現しているが
大統領についてはどこまでも尊重していて、その姿勢も良かった。
Wikiで見ると大統領の政策は民族差別的なものもあったりするようだが、
それはそれとして、大統領に雇用されている訳ではないが、力関係として大統領をちゃんと立てている所なんかも非常に良いと思った。
事実と理論がベースだけど、それだけじゃない忠誠心と想い。

彼がルワンダを去ってから、ルワンダはますます経済成長を続け、その後にあのルワンダ虐殺が起きる訳だが
もし服部氏がずっとルワンダに留まって政界に絡んでいたら、なにか違ったりしなかったかな、と思ったりした。

補講で服部氏から見たルワンダ虐殺の解説が付いていたのも良かった。

今の日本にこんなに世界で活躍できる人が居るんだろうか、と考えてしまった。
ここまで自分の仕事について事細かに解説して開示できる人も多くないだろうし。
それにしても凄かった。早くも今年のベスト本に上げたい(早すぎw)


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