★セネガル旅行:世界遺産☆奴隷貿易拠点のゴレ島観光編 Trip to Senegal!その8★やっぱりリゾート

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今回は、かつて奴隷貿易の場であり、世界遺産にも登録されているゴレ島へ行ってきたお話です。
悲しい歴史を持つ島なので陰鬱な場所かと思いきや、とんでもなく美しい海と鮮やかな南国の花にビーチで遊ぶ人々、と陰鬱さの欠片もなく、でも悲しい歴史の痕跡は残る、日本人としてはどうとらえて良いのか分からない場所でした。何も知らなければ、単純に素敵なビーチリゾートです。
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ゴレ島へは、ダカールの港からフェリーで行きます。
ダカールのフェリー港はとても立派な大きな建物。この日は多分祭日で、乗客も沢山。外国人が多いのではと予想したけれど、8割位はセネガル人。
767フェリー乗船券を買って、建物に入るのを待つ行列。
ここにも物売りのお兄さんが何人か居て、そういう人達は割と英語で話掛けてくる。そのうちの一人と話してたら、その人の妹はセネガルでダンス学校をやっていて、ダンス勉強によく日本人が渡航してくるとのこと。おお!と思って、日本のうちのお店のチラシ渡したけど、ダンス留学にセネガルに来た日本人の手に、東京の店のチラシ渡ったら面白いなあ。
建物の敷地に入る際に門を通るのだけど、係の人がなぜか門を閉めようとしていて、乗客たちは門をギューギューと押し開けながら無理やり通るという謎の展開。めっちゃギューギュー押したり押されたりしながら敷地内へ。こんなギューギューする意味が分からず。もしかして、奴隷の気持ちを思い知れ!というアトラクション的対応なのかしら。
無事建物に入ってからは、広々と快適な場所で出航まで待つ。
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広々。
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2階から1階を見下ろす。人沢山。レジャーに向かうワイワイ感。
 
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こちらでは日本車は人気。建物内にはスズキのポスターが沢山あった。こんな暑い異国の地でちゃんとビジネスしてるなんて、ほんと凄いなあと心底感心する。
日本に居ると、海外進出している企業についてはデータでの認識しかないけど、こうやって自分が外に出て、暑いし言葉通じないし疲れたし、とか思ってる中で、きちんと現地に馴染んで現地からの評価も得てビジネスをやっている企業を見ると「すごいわーーー」と感嘆の声しか出ない。
 
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港は普通にちゃんとしてる。ダカールの中心部からタクシーで10分くらい。都心に近い港。
 
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しばらく待ってから、フェリー乗船。係りの人もきっちりしていて、船に乗るときは手助けしてくれるし、甲板の席に座ってからも、小さい子は内側に座るようガイドしたり、安全のサービスレベルは高かった。
なんとなく流れで屋根の無い席に座ったのだけど、ゴレ島に着くまでの約20分間地獄のように暑かった。屋根が無いから直射日光が容赦なく照りつけて、スカーフ被ってたけど恐ろしく暑い。やばいクラクラする、倒れるかも、もうだめだ、と軟弱な日本人が限界を感じている一方で、帽子一つ被らないセネガル人達は平然としている。暑い国の黒人達との強烈な差を感じる。日本人がセネガルでセネガル人と同じように行動してたらすぐ死ぬわ。。。
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振り返ると見えるダカールの都市。しかし暑い。
 
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波間に浮かぶセネガルの小舟。屋根の無い船。私だったらすぐ熱中死。
 
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ようやくゴレ島に着いたときは、倒れずに済んだ、、、という安堵感。
奴隷貿易の島ということで、神妙にしないといけないのかと思ったけれど、ゴレ島で最初に耳にしたのはビーチで遊ぶキャーキャーという声。セネガル人にとってはレジャー地のひとつっぽい。
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浜辺にはパラソル。
 
島にはちょっとした街があるようで、街の中を歩き、幾つかの記念館的な家に入って見学したり。説明が書いてあってもどれもフランス語なので、私には読めなかったけど。
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ザ・南国という感で、花は綺麗だし空気はカラッとしてる。暑いけど日陰は涼しいのでなんとか歩き回れる。平和でのんびりした街。
 
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住民も住んでるようで洗濯物も。セネガルの人は多分洗濯好き。移動中もよく大量の洗濯物が思い切り干してあるのを見た。平和。
 
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ここが奴隷収容所の建物。入場料を払って入る。
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こういう小さな部屋が幾つもあって、連れて行かれるまでここに押し込められていたらしい。
 
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写真を撮ったり、
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係員の説明聞いたり。
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「ここから連れて行かれた人達は二度と戻って来れなかったんだよ」と聞き、切ない。でも部屋から見える海は恐ろしくきれい。
 
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欧米の白人達は一体どういう思いでここを訪れるのだろうかと思っていた。セネガルに来て一番白人を見かけたのはここゴレ島だったけど、彼らにとっては単なる観光地の一つかもね。私がどうこう言う話では無いけれど、この辺のテーマはいつも謎に感じる。
一緒に行ったセネガル人の子供達はどういう感想を持ったのか知りたかったけど、なんとなく聞けなかったなー。
 
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さて、また帰りはフェリー。1時間に一本くらいのようで、ビーチで海眺めて待つ。
 

待ち時間に私が練習していたのは、名称不明のこの打楽器。売り子のお兄さんは沢山いたけれど、この動画のお兄さんはビートがピカイチ。このリズムにやられて、引率のダカールママに「そんなもの買うの?」という顔されながらもゲット。
やってみたら結構難しくて。ダカールママも同行のお姉ちゃんもトライしたけどさっぱりできず。弟は上手かったので教えてもらった。女子はこの楽器に縁が無く、男子は嗜む、というのが分かったのは収穫。
帰りのフェリーは屋根有り席に座れて、平和に帰れて良かった。
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ゴレの海

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