ミャンマーの長い歴史:ブリタニカでミャンマーを読む【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

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世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年3月17日水曜開催、軍部によるクーデター、それに続く市民抗議活動と弾圧する軍、で情勢が心配なミャンマーです。
ミャンマーのローカルニュースサイトを調べてみましたが、流血の写真が多くリアリティが強すぎて辛かったので今回はブリタニカ百科事典をチョイスしてみました。

ブリタニカ ミャンマー
https://www.britannica.com/place/Myanmar
ちなみに「『ブリタニカ百科事典』Encyclopædia Britannica)は1768年に初版が発行された英語で書かれた百科事典。110人のノーベル賞受賞者と5人のアメリカ合衆国大統領を含む4,000人以上の寄稿者と専任の編集者約100人によって書かれており、学術的に高い評価を受けている」だそうです。https://www.weblio.jp/content/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83

気になった単語など

ミャンマーについてだけでも情報量が多くて読み切れないので、冒頭の「イントロダクション」部分と、「歴史」部分から最後の「1988年以降」の一部を読みました。
まず、このミャンマー記事を書いたのは、大学にいる方、大使をされていた方など。
最終更新日は2021/3/10と最近。現在進行形の国だからでしょう。
イントロダクション部分は、ミャンマーの地理的位置、国名と都市名が英国領時代の英語名から、ビルマ語での名前に変わった話、2回首都移転した話など。
百科事典の文章なので平易ではないかと期待していたのですが、コンパクトに情報を詰めているためか解読の難しい文章でした。
Introduction & Quick Facts
https://www.britannica.com/place/Myanmar
precisely 正確に
drop v.落ちる、やめる、こぼす n.しずく
in favour of に賛成して、を選んで
proclaim 宣言する、交付する
Myanmar since 1988
https://www.britannica.com/place/Myanmar/Myanmar-since-1988
ミャンマーの最近の歴史ですが、アウンサン・スーチーAung San Suu Kyi氏が力を持った時点でも、多民族国家として紛争問題が大きく存在し、そのため経済発展に力を入れられず、加えてロヒンギャ問題。大変です。
insurgence/insurgency 反乱、暴動
wage n.賃金 v.〈戦争・闘争を〉遂行する
cease-fire 停戦、休戦
the 21st Century Panglong Union Peace Conference 21世紀ピンロン連邦和平会議
Panglong ミャンマーの町名
thereafter その後、それ以来
albeit =although たとえ…でも、…にもかかわらず
quell 抑える
hesitant a.躊躇する、ためらう
high-profile 明確な態度の、目立とうとする態度、はっきりした立場
resurgence 再起、復活
periodic 定期的な
population 人口、(特定の階層・種族の)人々
at the hands of のせいで;…の手によって
crackdowns 取り締まり、弾圧
allegation 申し立て、主張
flee 逃げる
garner 集める、獲得する
fall far short of 程遠い
fall short (予想または標準)を満たしていない
tepid 生ぬるい、熱意のない
plight 苦境
denounce 非難する
precariously 不安定に、危なっかしそうに
International Court of Justice (ICJ)  国際司法裁判所
constitute 構成する、制定する
hearing 聴聞会、審問
prosecute 起訴する
abruptly 突然
acting 臨時の、代理の
NLD 国民民主連盟 National League for Democracy
swear 誓う、宣誓する
state counselor 国家顧問
Pres. President 大統領
heed 心に留める、(…に)気をつける
coup =coup d’état クーデター
civil disobedience 市民的不服従、市民の反抗

感想など

皆さんの感想です。
国際社会的にはスーチーさんに否定的なのではないかと思いますが、日本だと親・スーチーさん派が多いのかも。そんなことを思いました。
– ミャンマーは「ビルマの竪琴」以外知らなかった。
 軍事政権のイメージで民主化が根付かない、民族問題もある。
経済は中国の影響が大きく、華僑が握ってると今回調べて分かった。
– ミャンマーは近くて遠い国
 歴史的に軍事国家、長い占領の歴史も
  
– 選挙で4/5を取っても軍隊が強い。逆になぜ日本はこんなに民主的なのかと疑問にも
– 小さい頃にスーチーさん軟禁のニュースを見た記憶。日本にいると想像できなかった
 
– ミャンマーについて知れてよかった
 ロヒンギャの対応を巡って、スーチーさんには「あれ?」と疑問を感じる
   
– オンライン英会話でミャンマーの若い先生に鬼滅の刃を勧められたことがある。半年ほど前、ブームの前に
– ロヒンギャ、少数民の問題は難しい
多民族の問題は力での抑え込みが必要な場合もあるだろうし、外部が簡単に批判できるものではない
– 日本とビルマは戦前から縁がある、縁深い
  
– 「ビルマの竪琴」演劇や中井貴一版を見た。日航機事故のときだった
– ミャンマー人&日本人カップルのお祝い事に参加した経験。日本とミャンマーをつなごうと熱かった
– ビルマ語のマニュアル作成に関わったことがある
  ミャンマー語のフォントがPCに入っておらず苦労した。ユニコードではないのでオンライン化に苦労しているとも聞いた
 
– イスラム教の本を読んでるがロヒンギャ問題は宗教戦争。双方信じるものが強いと中間をとれない
 それが出来るのは日本くらいかも。相手を受け入れる余地がある
– 識字率は低いのでは?そうすると発展に時間がかかる
 多民族国家は難しい。軍隊がもう少し弱ければと思う。外から見て大変そう
 
– 銀行にATMが無く、日本の支援でATMを入れる話があった。
 入札も軍が仕切っており、権力者にパイプが必要だが権力者もよく変わる。難しい
– ミャンマー投資は中国、日本が大きい
– まだまだインフラが必要
 
– ヤンゴンに日本企業の鉄鋼工場がある。橋の需要があり、鉄鋼が必要
– 建設系は軍が握っている。人脈が大事
一筋縄では解決しない、まだまだ大変そうな国ですがこれからどうなっていくのか気にしておきたいと思います。
アフリカ諸国と共通するものも感じました。

次回は

次回は2021/3/24水曜19時半です。読むサイトは週明けに決めます。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-言語交換-with-英語-フランス語-Meetup-東京神谷町/events/rsvzfsyccfbgc/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。

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