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2019年4月3週目のアフリカ最新ニュース:ノートルダム火災への寄付、南アの外国人排斥、TIMEの影響力リスト、黒い蛇、MJ、フランス留学、スーダン30億支援まで

AfricaNews
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2019年4/17-4/23に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
Twitter(@BlueBaobabBar)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。

#アフリカ 119 2019/4/17 「アイボリー王はノートルダム寺院火災を気にかけており、再建への貢献を誓う」

フランスへ”連れていかれた”と2度も記述があるけど、
フランスとの関係性は言葉通り取って良いのか、
それともアフリカ的社交辞令なのかしら?

彼の王国とフランスとの強いつながりがあるため、アイボリー王は
パリのノートルダム寺院荒廃の再建へ経済的に貢献すると語った。
Amon N’Douffou 5世王はアイボリーコースト南東のサンウィSanwi王国の首都Krindjaboで
寄付について年長者たちと相談しているという。
「火事の写真を見て眠れなかった。あの寺院は1843年7月以来フランスの保護国であるSanwi王国とフランスの
強いつながりを示しているからだ」
王家はアイボリーコーストからトーゴに広がる大きな民族グループ、Akan王国を監督する。
彼のいうつながりとは、17世紀に王子がフランスへ連れていかれ、あの寺院で洗礼を受けたことだ。
当時15歳のAniaba王子は1687年にルイ14世への忠誠としてフランスへ連れていかれた。
彼は洗礼後に名付け親から名を受けた。
彼はルイ アニアバAniabaとなり、王立連隊の指揮官に任命された。
ルイ14世は王子を”聖母の星の勲章”だとほめたたえ、1701年2月12日にはノートルダムで勲章を受けてから
アイボリーコーストへ戻った。
Ivorian king ‘upset’ by Notre-Dame blaze, vows rebuilding contribution
http://www.africanews.com/2019/04/16/ivorian-king-upset-by-notre-dame-blaze-vows-rebuilding-contribution/

#アフリカ 120 2019/4/18 「南アの外国人嫌いは誰のせい?」

この問題は欧州も米国も日本もどこでも同じかも。
政治的意図が裏にあり、社会の不満が移民という分かりやすい存在に向けられる図。
即効薬はないだろうが、解決には対話だ、というのが道遠し。
今日はallafrica.comの記事を拾ってみました。

人権保護団体とアフリカディアスポラ組合は緊急調査と、
移民に対する一連の攻撃の責任者を起訴するよう求めている。
移民の多くはマラウィからだ。
アフリカディアスポラ組合長のVusumuzi Sibanda博士は
外国人嫌いの影響と南アにおける意味について
インタビューで語った。
-2014年にStellenbosch大学から出た論文では、役人の支持を得るための選挙対策が外人排斥活動のトリガーになっているとのことでしたが、同意しますか?
昨年独立選挙委員会へ寄稿したが、多くの政治家が人民主義を口実に
移民は犯罪の温床で住宅不足や医療システムに負担をかけて入ると非難している。
政治家は人気を得るためにそうしており、我々はその論文に同意する。
-南アフリカ市民は移民排斥運動へどう対処すべきですか?
話合う必要がある。南アと移民たちの双方が、犯罪や失業といったテーマについてだ。
移民への憎しみでは何も解決しない。人間としての事象であり、人生であり、移民かどうかの問題ではない。
移民が犯罪を犯すと人々は過剰反応するが、移民も人間だ。
なので、我々が必要なのは移民であろうと自国民であろうと社会問題について話合うことであり、
コミュニティに混乱をもたらすことではない。
-激しい移民への攻撃は南アの評判をどれだけ落としているでしょうか。
南アは単独の島ではなく、アフリカ大陸にある国だ。
南アでの移民攻撃が続く限り、南アはネガティブなイメージで見られ、
他の国や人々との関係性は終わってしまうだろう。マイナスの影響しかない。
Africa: Who Will Be Held Responsible for Xenophobia in South Africa?
https://allafrica.com/stories/201904170822.html

#アフリカ 121 2019/4/19 ◆「2019年影響力リスト:6人のアフリカ人」


TIME誌の影響力ある人リストに載ったアフリカン、5人もしくは6人。
メディアによってアフリカンの定義が違うのか、
フレディ役をやったエジプト俳優ラミ マレックをカウントしたりしなかったりで人数が違う。
wikiみると両親はエジプト人だが本人は米国生まれなので、エジプト系の米国人。

タイム誌は世界で影響力のある人の年次リストを発表した。アフリカ人は6名入っている。
アビーアーメッドAbiy Ahmed,エチオピア総理大臣
ラミ マレックRami Malek, エジプト人俳優
シリル ラマフォサCyril Ramaphosa, 南ア大統領
モハメド サラMohamed Salah,エジプト、リバプールのサッカー選手
キャスター セメンヤCaster Semenya, 南アの選手
フレッド スワニケFred Swaniker, ガーナ人起業家
Africa: 2019 Most Influential People List Features Six Africans
https://allafrica.com/stories/201904180156.html
◆「タイム誌の100人リストのアフリカ人:2人の国のトップ、2人の運動選手、教育改革者」
エチオピア総理大臣のAbiy Ahmedは就任一年で大きな改革を行い、影響力を急増させている。
彼のリスト入りはエチオピア人マラソン選手のFeyisa Lilesaによるところも大きく、Lilesaは2016年のオリンピックで
前政権へ強く抗議したことで知られる。彼や政権に反対するジャーナリストたちはAbiyの就任まで亡命を余儀なくされていた。
41歳のAbiyは政府内での男女平等も推進しており、経済への政治的締め付けの緩和も進めている。
南ア大統領のCyril Ramaphosaは微妙なバランスを取りながら民間企業の成功と公共サービスを推進している。
現在電力供給危機という大きな問題を抱えてプレッシャーが高まっている。
エジプトのモ サラは現在世界的なサッカーのアイコンで、2017年に英国プレミアリーグのリバプールに加入してからスターの座へ駆け上った。
またイスラム教信者としてポジティブなイメージを与えていることも、イスラム教が非難されがちな中で重要である。
南アの陸上選手Caster Semenyaは性別関連の規制について国際陸上協会に挑んでいることで知られる。
彼女は10年前のベルリン大会から活躍しているが、テストステロン値の検査対象ともなっている。
ガーナ人起業家のFred Swanikerはアフリカリーダー大学でアフリカの教育を変えた先駆者だ。
彼のゴールは、アフリカが世界最大の労働人口の拠点となるよう若いアフリカ人を準備することだ。
現在の高い失業率で人口増加率を考えるとかなり野心的な目標だ。
だが2015年の創業以来投資家の関心を引き、8000万ドルの投資を受けている。
Two heads of state, two athletes and an education innovator: the Africans on the Time 100 list
https://qz.com/africa/1598119/time-100-list-mo-salah-ethiopia-abiy-ramaphosa-caster-semenya/

#アフリカ 122 2019/4/20 「黒い蛇がリベリア大統領をオフィスから追い出す」

黒い蛇、武装勢力の名前かと思ったら、壁の穴から顔出したホントの蛇の話。
リベリアはニュースでも普段出てこないので取り上げてみました。

首都Monroviaの大統領オフィスビルで2匹の蛇が見つかったので、大統領は公邸で仕事している。
報道官によるとビルでの駆除作業が終わるまで大統領はビルから離れているという。
燻蒸消毒で”這いまわるやつら”に対処する。
大統領は月曜にはオフィスに戻るという。
ヘビはビル受付の壁の穴から一瞬現れたのを今週目撃された。リベリアには毒蛇がおり、当局は対処できていない。
Weah大統領は前副大統領との決戦投票に勝ち2018年1月からその座にある。
2006年に最初の出馬で敗れ、2度目の挑戦での勝利となった。
リベリア25代目の大統領で、リベリアはアフリカで最も古い共和国と言われる。
彼は汚職と闘い、無料の高等教育を宣言した。
ジャーナリストを標的にメディアを黙らせようとしているとの批判もある。
現金紛失問題では汚職裁判での前政権の高官たちを揺るがせた。
Black snakes force Liberia president to abandon office
https://www.africanews.com/2019/04/19/black-snakes-force-liberia-president-to-abandon-office/

#アフリカ 123 2019/4/21 【マイケルジャクソン対ビヨンセ:ナイジェリア人はキングオブポップを防衛】

ナイジェリアのSNS炎上案件を取り上げたニュースで
何コレ?感がありますが、
1マイケルファンとして写真につられて取り上げましたw
考察としては
– (SNSが無い時代のマイケルのすごさから)SNSの影響は大きいとナイジェリアンも認識していること
– SpotifyやSoundCloud、Youtube、インスタあたりが名が挙がる
炎上元のアカウントは非公開になってました。

ナイジェリア人はマイケルジャクソンとビヨンセを比べることを拒み、
ツイッター民は比較なんて間違ってると言った。
なぜこんな話になったか?
とあるtwitterユーザーが、ビヨンセがいかに優れた女性アーティストであるかを投稿した。
他のtwitterユーザ達も同意したが、マイケルとその栄誉をシェアするべきと付け加えた。
そこで最初の激しい反撃がなされた。「ビヨンセの方がイイ!」
彼女の投稿はその後24時間でナイジェリアのSNSで注目を集めた。
様々な投稿から:
– なんでもいいよ。頭の中で現実をひっくり変えせばいいね
– マイケルは世界中の忘れられたような村ですら知られているんだ。バカな比較はやめろ
– 2人を比較するなんて、どうして地獄があるのか分かるね
– SpotifyやSoundCloudやインスタが無くてもあんなにマイケルは有名だったんだ。亡くなった人をリスペクトしようよ。
– YoutubeやSNS無しにあんなにマイケルは売れたんだよ
Michael Jackson vs. Beyonc?: Nigerians defend King of Pop
https://www.africanews.com/2019/04/20/michael-jackson-vs-beyonce-nigerians-defend-king-of-pop/

#アフリカ 125 2019/4/22 「フランスの留学生誘致プランはコストがかかる」

フランス留学事情の話。面白い。
アフリカンが半数でもっと増やしたいが、学費値上げや競争が厳しく、どうかねという話。
旧仏領のエリートはフランス留学してきたが、英語圏勢力が強まるのかしら。

フランスは高度教育の外国人留学生を呼び込もうとしているが高価なものでもある。
留学生の学費値上げは抗議運動を巻き起こした。特に留学生の半分を占めるアフリカ人留学生で。
UPEC大学はフランスの顔で10%が外国人だ。
政府は30万人の留学生を2027年までに50万人に増やす予定で、大学はそれを支持しているが学費値上げには反対だ。アフリカ人留学生は学費増加に耐えられないからだ。
値上げをしてもフランスの学費は西欧では安いほうだ。しかし多くの大学は留学生の学費アップはしない。
それでも留学生はいまの15倍に上がると聞いて心配している。
フランスは非英語圏の留学先として世界一で、全体でも4番目だ。
ソルボンヌ大学や著名ビジネススクールがあり、学費の安さも人気に寄与してきた。それでも近年は人気を失いつつある。
競争が激しくなっており、沢山の学生を受け入れるが米国のように巨大キャンパスが有るわけではなく、学生はガッカリしているかもしれない。
政府の計画では学生ビザを緩和したり、住居提供や仏語クラスなどで壁を乗り越えようとしており、アフリカでのフランス留学を増やすことも目標だ。
過去数十年、旧フランス植民地のリーダーたちはフランスで学位を取ってきた。
良い学生を得ることは彼らの国の明日を握る人材を得ることにもなる。
米国の厳しい移民規制や起こるかもしれないブレキジットはフランスにとって追い風だ。
学費増加を吸収するよう奨学金増加も検討しているがそれだけでは競争に勝つには充分でない。
中国人もインド人も米人も学費アップしても大丈夫だがアフリカ人には無理だ。
優秀な学生は他へいくだろう。サウジやトルコはもっと奨学金をだしている。
世界の他の地域からの学生誘致にも力を入れるが、UPEC大学はアフリカでの存在感を増やしたく、アフリカの大学との提携も進めたい。アフリカの発展とフランスとのよりバランスの取れた関係性に寄与したいと考えている。
Africa: ‘Welcome to France’- Plans to Lure More Foreign Students Has a Cost
https://allafrica.com/stories/201904220107.html

#アフリカ 126 2019/4/23 「スーダンは30億ドルをサウジとUAEから受け取った」

スーダンはバシール追放後に諸外国に対して援助を呼び掛けていて、
事前根回しはしないのか、援助するとこあるのかな、と思っていたが
サウジとUAEが支援した様子。
お金のある国はいいね~というのと、政治的しがらみと持ちつ持たれつがあるのねという感想。

スーダンはサウジアラビアとUAEから大事な経済支援を受けた。
30年にわたるアルバシール政権からの移行を支えるため、両国は日曜に30億ドルを渡した。
湾岸の石油で潤う国は5億ドルをスーダン中央銀行へ、25億ドルを食料や薬、石油製品の提供すると約束した。
このお金が寄贈なのか貸与なのかは明らかでない。
中央銀行への預金はスーダンポンドを引き上げることが目的だ。
近年スーダンは激しいドル不足に直面しており、軍による政権転覆となった今月の全国的な講義運動の1要因でもある。
サウジとUAEはバシール追放後の数日で安定と平和的移行を求めた。
スーダンはサウジと同盟国の地域利益において大事な役目を担っている。
シーア派イランに対してリヤドに味方しており、イエメン戦争ではサウジ連合に軍隊を提供した。
湾岸両国はスーダンの軍事政権を支持しているが、活動家は市民政権への移譲を求めている。
バシール追放後スーダンポンドは闇市場で強まっており、日曜にはドルに対して45にアップした。先週は72で取引されていた。
公式為替レートはドルに対して47.5ポンドだ。
メディア報道によるとサウジからの支援が期待されたことがポンド上昇の要因となっているようだ。
スーダン通貨は2017年10月に米国が20年間の貿易禁止を解除した後に急落した。
米国制裁の終わりによって経済回復するという期待は失敗し、ポンドに圧力をかけた。
スーダンの経済危機は2011年に南スーダンが石油利益を奪って独立して以来深まっていた。
Sudan receives $3 billion from Saudi Arabia, UAE
https://www.africanews.com/2019/04/22/sudan-receives-3-billion-from-saudi-arabia-uae/
◆ニュースソースは基本的に以下をチェックしてます。


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