2020/11/18-11/24に取り上げたアフリカ最新ニュースです。
Twitter(@BlueBaobabBar)や
Facebook(https://www.facebook.com/cafebarbluebaobab/)でアフリカ記事をほぼ毎日ひとつ紹介していまして、そのまとめです。
この週は明るい話多めに取り上げてました。
コロナによるオンラインの話が2つ。
BRICSのオンライン会議で南アがワクチン研究所の希望を述べた話、国連が世界のミュージシャンを集めたオンラインチャリティライブをする話。
文化系の話ではイギリスのブッカー賞候補のアフリカ人女性作家2人、ガーナで人気のビニールバッグによるファッションの話。
アフリカン系フィンテックでChipper Cashがベソスから資金調達した話、バスケのNBAドラフトでアフリカン選手も増えてきた話、カメルーンの大型ショッピングモールの話など。
#アフリカ 707 2020/11/18 【南アのラマポーサ大統領がワクチン研究所希望】
BRICSのオンライン会議があったらしいのですが、
会議の中身よりも1画面にプーチン大統領に習近平主席、モディ首相、ラマポーサ大統領、ボルソナーロ大統領が並んでいるインパクトが強いですw
おまけに2時間の動画が公開されていて、会議の内容をほぼ公開してるのかしら?
すごい時代ですねえ。
動画はラマポーサ大統領のtwitterに
BRICS Partnership for Global Stability, Shared Security & Innovative Growth #BRICS2020 #BetterAfricaBetterWorld https://t.co/FCxdocUM6T
— Cyril Ramaphosa 🇿🇦 (@CyrilRamaphosa) November 17, 2020
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・ロシアが議長のBRICSオンライン会議
(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)
・ラマポーサ大統領はBRICSのワクチン研究所が南アに必要だと主張
ワクチン治験にはアフリカ人の試験も必要だとして
・南アはアフリカ大陸内外の複数のワクチン研究イニシアティブに参加している
Ramaphosa wants vaccine research centre in South Africa
https://www.africanews.com/2020/11/17/ramaphosa-wants-vaccine-research-centre-in-south-africa/
#アフリカ 708 2020/11/19 【ブッカー賞候補に2人のアフリカ人女性】
イギリスの今年のブッカー賞候補に2人のアフリカ系女性作家が入ったそう。
エチオピア系米国人のメンギステさんと、ジンバブエのDangarembgaさん。
どちらも翻訳版はなさそうでしたが、英語版はこちら
The Shadow King
https://amzn.to/38XCH5c
This Mournable Body
https://amzn.to/3nH2ZwF
他の候補者や本の中身についてはこちらの記事が詳しそうです
https://www.irishtimes.com/culture/books/booker-prize-2020-shortlisted-authors-on-the-stories-behind-their-novels-1.4411959
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・イギリスの権威ある2020年ブッカー賞候補に
・エチオピア系アメリカ人のMaaza Mengiste マーザ・メンギステ「The Shadow King 影の王」
・ジンバブエのTsitsi Dangarembga「This Mournable Body」
・賞金は5万ポンド(約680万円)
Two female African writers shortlisted for Booker prize
https://www.africanews.com/2020/11/18/two-female-african-writers-shortlisted-for-booker-prize/
#アフリカ 709 2020/11/20 【ガーナのマストバッグ ハイファッションに】
西アフリカで使われるチェックのビニール袋に移民の歴史があり、NYのアフリカンアーティストが新たな作品にしている話。BBCの記事で非常に面白いです。
安くて便利で沢山入る袋で、ガーナ移民が追われるときにつかったので「Ghana Must Go」という名前。
航空会社からはシステムが詰まるからと禁止されたり、差別だと抗議したり、政治家が汚職のお金入れたり、
ビニール袋だけど歴史が詰まっていて面白いですね。
モデルさんが素敵だからか、デザインが良いのか、ビニールでも素敵に見えます。
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・ナイジェリアの写真家Obinna Obioma
西アフリカのビニール袋で表現
・西アフリカでは青白、赤白のビニール袋がよく使われている
・1980年代、ガーナの違法移民たちはナイジェリアから追われる際に身の回りのものをこれに詰めた
->「Ghana Must Go」バッグという名に。荷物だけでなく、文化や記憶を運ぶ袋
・NY在住のObioma氏はバッグの名前が面白くてその由来を親に尋ねた
・他のNY在住ナイジェリア人アーティストらと、西洋とアフリカを混ぜ合わせたデザインを作っている
・2017年にはKLM、エアフランスでこの袋の使用を禁止。配送システムで詰まりやすいので
->ガーナ当局は人種差別だと抗議。旅行に広く使われている袋
・ガーナでは政治家が汚職のお金を運ぶのに使われる
・安価で魔法のように沢山入るので今でも人気
Turning the iconic Ghana Must Go bag into high fashion
https://www.bbc.com/news/world-africa-54871584
#アフリカ 710 2020/11/21 【アフリカフィンテック:Chipper Cash ジェフ・ベソスから3000万ドル調達】
サンフランシスコのアフリカン決済サービスがアマゾンのベソスらから30億円調達という話。
すごいですね!
P2P決済サービスですが、
アフリカでアプリでビットコイン買ったり、米国の株式投資を出来たりもするようで
そういう所にスマホのアフリカ人が沢山参入してきたら
変わってくる世界もあるでしょうねえ
元記事の後半ではアフリカのスタートアップ事情にも触れられているのでご興味ある方は。
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・アフリカのフィンテックスタートアップのChipper Cash
シリーズBで3000万ドル(約30億円)の調達
アマゾンCEOのジェフ・ベソスのVCなどから
・Chipper Cashは2018年にサンフランシスコでできた
・ウガンダ人Ham Serunjogiとガーナ人Maijid Moujaled
・手数料なしのモバイルP2P決済
・ガーナ、ウガンダ、ナイジェリア、タンザニア、ルワンダ、南ア、ケニアの7か国で展開中
・商店向け有料サービスも
・ユーザー300万人、1日8万件の利用。2020年6月には月額流通量1億ドルに(自社発表)
・P2Pサービスが基本だが、暗号資産購入や株式投資の需要もある
->ベータ版ではビットコイン売買や、米国株式投資をアフリカで出来る
・API決済も増やす予定
・今回の出資では、展開する国を増やす予定
・アフリカでは近年ナイジェリア、ケニア、南アを中心にテック系エコシステムが急成長
->ベソスも出資
->銀行口座を持たない人も多いので、フィンテックが伸びる
African fintech startup Chipper Cash raises $30M backed by Jeff Bezos
https://techcrunch.com/2020/11/18/african-fintech-startup-chipper-cash-raises-30m-backed-by-jeff-bezos/
#アフリカ 711 2020/11/22 【カメルーンのドゥアラに大型ショッピングモール】
カメルーンに大型ショッピングモールが出来たそう。
月間30万人の来店見込みだと1日1万人ですからだいぶ大きそうですね。動画で中の様子見れます。
コロナ対策でマスク着用と、排出ゴミの環境影響も考えてあるそう。
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・カメルーンの経済首都のドゥアラ市に中央アフリカ最大のモールが出来た
・4万平方メートルの敷地に1.8万平方メートルの商業施設
・市民も喜んでいる
・160の店舗、スーパー、映画館、娯楽の場など。総額1.2億ユーロ(約147億円)
・月に30万人の来客を見込む
・2次フェーズではホテル、オフィスなども
・4500の雇用を生む予定 by ドゥアラ・グランドモールのプロモーター
・マスク必須、コロナ対策もしている
・自治体はここから出るゴミによる環境汚染への制限もしている
・商業とエンタメの組み合わせでカメルーンの小売業界に革命
・4600万ユーロ(約56億円)の経済効果見込み
・国もこのプロジェクトを支援
Largest shopping mall opens in Douala
https://www.africanews.com/2020/11/18/largest-shopping-mall-opens-in-douala/
#アフリカ 712 2020/11/23 【音楽の力で世界平和を】
国連の音楽オンラインコンサートがあるようです。
多くの国から多くのミュージシャンが参加するようで、
ユニセフ親善大使でベナン出身のアンジェリーク・キジョーさんがコメントしてます。
紛争や争いを前に音楽の力があるのか無いのか分かりませんが、あればいいなとは思います
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・国連75周年記念の資金調達オンラインコンサートが12/1にFacebookLiveで
・Angelique Kidjo アンジェリーク・キジョーが文化を超えてつながる音楽の力について語った
グラミー賞受賞の世界的な歌手
「ミュージシャンは肌の色や言葉、信条を超えてつながることが出来る」
「今は人種差別が資本主義につながっていて、解決できていない。
奴隷の時代から今日まで社会に巣食うガンのようなもの」
・ボブ・マーリーの孫でシンガーのSkip Marleyもコメント
World peace through the power of music
https://www.africanews.com/2020/11/23/world-peace-through-the-power-of-music/
#アフリカ 713 2020/11/24 【NBAドラフトのアフリカン選手】
北米バスケットボールのNBAがアフリカに注目という話は以前からありましたが、
今年のドラフトでは過去最高の13人のアフリカン選手がいるそうです。
多いのはナイジェリアの8人、次にセネガル3人、ギニア、カメルーンが一人ずつ。
体格とその国でバスケが盛んかどうかに依るんでしょうね
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・2020年のNBAドラフトでアフリカ系選手が13名、過去最高
- ナイジェリアがそのうち一番多い
・有望株はナイジェリアのIsaac Okoro氏
・トップ50には8名のアフリカ系選手
・リーグで初のオンラインドラフトとなった
・NBA2020ドラフトトップ50のアフリカ系選手
ギニア 1人
ナイジェリア 8人
セネガル 3人
カメルーン 1人
African players outperfom in the NBA 2020 draft
https://www.africanews.com/2020/11/19/african-players-outperfom-in-the-nba-2020-draft/
このアフリカニュース投稿について。
だいたい毎日、英語のアフリカニュース複数サイトから気になるニュースを1つ選んで
自分で日本語で要約して投稿してます。
ニュース鮮度は良いかと思いますが、翻訳間違いや内容間違いを含んでいる可能性があります。
主に自分のアフリカ情報収集と英語訓練目的で、多少皆さんのアフリカ情報のお役に立てればと思っております。
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