新しい危機?米国パイプラインへのサイバー攻撃を読む【最新英語ニュース】【勉強会レポート】

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世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年5月12日水曜開催、米国パイプラインへのサイバー攻撃事件を読んでみました。
事件の概要は
– ロシア系犯罪組織がアメリカの石油パイプラインをサイバー攻撃
-> パイプライン停止で石油の輸送に四苦八苦中
日本語での事件概要説明ページもありました。
「米石油パイプライン企業へのサイバー攻撃についてまとめてみた」
https://piyolog.hatenadiary.jp/entry/2021/05/12/051650
今回英語記事を読んだのはロイターのサイトです。
https://www.reuters.com/
aboutページによるとFounded in 1851とのこと。歴史があります。
時間があればメディア毎の読み比べもしたいのですが、なかなか出来ませんので参考までにBBCでの記事も貼っておきます。
BBC:US passes emergency waiver over fuel pipeline cyber-attack
https://www.bbc.com/news/business-57050690

気になった単語など

読んだのはこちらの記事です。
Top U.S. fuel pipeline remains days from reopening after cyberattack
https://www.reuters.com/business/energy/us-govt-top-fuel-supplier-work-secure-pipelines-closure-enters-4th-day-2021-05-10/
top 頂上、上段、首位
fuel 燃料
pipeline パイプライン,輸送管路、経路
remain 残る、のまま
cf. remaining days 残りの日々;残された日々
reopen 再開
cyberattack サイバー攻撃
ransomware ランサムウエア(身代金ransomを要求するソフトウェア)
blame 非難する、せいにする
shadowy 暗い、ぼんやりした、ミステリアスな
dark side 裏面;暗黒面
colonial 植民地の、(米国)(米国独立以前の13州から成っていた)英国植民地時代の
disruptive 破壊的な、崩壊的な
scheme たくらみ、悪だくみ、陰謀、計画
quantify 量を定める、測る
shutdown (工場などの)一時休業、操業停止
refiner 製油所、製油業者
ship 船で送る、(列車・トラックなどで)送る
 船を使わなくても輸送ならshipでいいんですね
in phases 段階的に
substantially 実質上、十分に
restore 返す、復させる、復活させる
attribute 帰する、の作だとする
thus far 今までのところ
thus このように、したがって、この程度まで
issue 出す
malware 不正プログラム
encrypt 暗号化
hacker ハッカー、荒っぽく切る人,切り落とす人
National Security Advisor 国家安全保障担当補佐官
lay bare あらわにする、むき出しにする、〔秘密を〕暴露する
bare 裸の、露出した
vulnerability 脆弱性、弱さ
lawmakers  (国会、議会の)議員
call 叫び、要求
Secretary-General of the United Nations 国際連合事務総長
cybercrime ネット犯罪、サイバー犯罪
inventory 棚卸表
conduit コンジット、導管
outage 停電
panic buying 買占め、パニック買い
on site 現場で
hedge 生垣で囲う、取り囲む、賭けの負けを防ぐ n.生垣、障壁、防止策
stretch 伸びる、広がる
Department of Transportation 合衆国運輸省
lift 持ち上げる、外す、解く
hauler トラックドライバー、運送業者

感想など

皆さんの感想です。
– 思ったよりアメリカが脆弱だった。効率を求めると脆弱になる
 
– フィッシングメールだけでなく変なショートメッセージも来る
 お金のためにハッキングは増えてる。身代金も上がって去年は20Bドル(200億ドル)だとか
– ハッキングも誰でもできるようになっている
 身代金ハッキング用のプラットフォームがあり、24時間テクニカルサポート付き
 大きなビジネスになっている
 
– 2011/9/11の同時多発テロを思い出した
重要なものが急に使えなくなるという衝撃。便利さは諸刃の刃(鬼滅の刃ではない笑)
ITに強い人は分かるだけに恐怖心をもっと持っているだろう。これからの人は大変
 
– 国連スポークスマンまで出てくる規模の大きさに驚いた
– 旧ソビエトのキーボードを除外するなど賢く、悪知恵に感心した
– 電子化、機械化されるものは必ず壊れる。どうメンテし、どう復旧させるのか。管理者だけでなくユーザも認識しておくべきだと思った。
– マニュアルでの対応という話に現場で寝ずに復旧する人たちをイメージした
 
– ハッカー大好き、ワクチン大好き。10代の孫はそのうちハッカーになれそう
– ハッカーを育てていかないと日本の国防問題になる。時代が変わってきてる
 
– コンピューターで全自動、シームレスを目指し、1か所ダメになると全部ダメになる
効率社会ゆえの弱点か
– 仕事でパイプラインに携わったことがある。グリッドのように日本全国にある
アメリカでこれなら日本で起きたら壊滅的になりそう
– ブラックハッカー、ホワイトハッカーとあるが、自分は「口だけハッカー」笑
– ハッキング、暗号化は数学を使う最先端の技術。そのうち「医者、弁護士、ハッカー」になるか
 
– 少し前にイランの原子力施設が攻撃された
暗号化などは元々は軍事とくっついてる話
– 他所のwebカメラが見れてしまったりそういう時代。IOTが進むとそうなるのか
 
– ダークウェブにも倫理規定がある -> 鼠小僧みたいだ
– The Imitation Game (イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密)という映画を見た
第二次世界大戦中にドイツのエニグマ暗号を解読する話。appleのリンゴのマークも。
今日の話と重なって面白かった
– ランサムウェアはどうやってお金もらうのか?身代金は受け渡しが一番大変。昭和の誘拐映画を思い出した
サイバーで?仮想通貨? 
-> デジタル通貨で払う。暗号化されていて追跡しても鍵がないと分からない
– 実害がないと今ののところ僕らはぼーっとしてる
->引っかかったことがある。数十万使われそうになったが残高が足りずに助かった
– ランサムウェアの特徴:払ってしまえるほどの金額だとか。少額すぎても儲からず、プライシングが肝らしい

次回は

次回は2021/5/19 水曜19時半です。読むサイトは前日には決める予定です。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
イベント詳細・お申込みはこちらからどうぞ
https://www.meetup.com/Language-Exchange-言語交換-with-英語-フランス語-Meetup-東京神谷町/events/ksfgjsycchbzb/

このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。

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