2022年5月3週のアフリカニュース:オマール・シー「狙撃兵」、カイロマラソン、ナイジェリア顔の傷、ドイツ燃料輸入、象牙販促、アフリカ版Airbnb、南アで反仏

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2022/5/20-2022/5/26にシェアしたアフリカニュースです。

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#アフリカ 1203 2022/5/20【カンヌ映画祭 オマール・シーの「狙撃兵」】

カンヌ映画祭。第1次世界大戦でアフリカから連れ出されてフランス軍として戦ったセネガル人の話。酷い話ですが映像が綺麗で見たいです

・カンヌ映画祭の映画「Tirailleurs」(狙撃兵):WW1でフランス側に従軍した若きセネガル人の話
・Netflix「ルパン」の主役Omar Sy オマール・シーも出演

・WW1では多くのアフリカ人兵士が前線へ連れ出されてフランス軍として闘った
・戦争の悲惨さだけでなく父と子の葛藤もテーマ。息子を生きて連れ戻したい父と軍隊で名を上げたい息子
・3万人のアフリカ人兵士がフランスのために死亡したという出来事を広く伝える機会にも

Cannes Festival: ” Tirailleurs” features Omar Sy
https://www.africanews.com/2022/05/19/cannes-festival-tirailleurs-features-omar-sy/

#アフリカ 1204 2022/5/21【カイロ市民マラソン】

エジプトで市民マラソン。今年は鬱の啓蒙も目的とのこと。
当たり前ですが、エジプトの人たちも同じように気分の落ち込みがあったり運動で解消したりするんだなあ、と改めて。

・金曜、エジプトのカイロでのマラソン大会に7000人以上が参加
・2013年より毎年開催され、年々人気に
・今年は鬱の啓蒙も目的:マラソンは落ち込みを防ぐ方法の一つ
・参加者「私も仕事でストレスを感じますが運動でストレス解消します。瞑想にもなり精神の安定になります」

Thousands take part in Cairo marathon
https://www.africanews.com/2022/05/20/thousands-take-part-in-cairo-marathon/

#アフリカ 1205 2022/5/22【ナイジェリア人の顔の傷跡】

ナイジェリアの顔の傷。それぞれ意味や物語があるようですが、すでに法律で禁止されていて廃れる運命とのこと。
刺青よりだいぶ痛そうに見えますね。。

・ナイジェリアでは頬や額に子供のころに傷を入れる習慣。アイデンティティの印
->2003年に州法で子供に対する切断が禁止され、消えゆく
・AkeemさんはOwu王国の貴族なので長い切り傷「サッカーのユニフォームみたいなものだよ」
・もともとは戦闘時に敵味方が分かるように
・王家の血、肉屋、漁師など傷の数が決まっている。
魔除け、生まれ変わりなどの意味も。美しさも
・多くはこの風習が廃れることに賛成「この傷跡は好きだが今の時代のものではない」

Nigeria’s facial scars: The last generation
https://www.bbc.com/news/world-africa-61229617

#アフリカ 1206 2022/5/23【燃料輸入でドイツ首相がセネガルへ】

LNG輸入を巡りドイツのショルツ首相がセネガルを訪問。先日はイタリアの大臣が同様にアフリカ訪れてましたね。
アフリカ連合としてもロシア・ウクライナ問題の仲介を目指しているようでマッキーサル議長が両国訪問予定とのこと。

・ドイツのショルツ首相がセネガルを訪問:LNGを欧州へ輸出
->ドイツはセネガルのソーラー発電プロジェクトも支援
・セネガル大統領でアフリカ連合AU議長でもあるマッキー・サルはAUの任務としてロシア・ウクライナ訪問を予定
・ロシア・ウクライナ紛争がアフリカ経済に与える影響は大きい:食料価格上昇、燃料不足
->アフリカ諸国の反応は分かれている

Senegal: Macky Sall receives German Chancellor, discuss major gas project to europe
https://www.africanews.com/2022/05/23/senegal-macky-sall-receives-german-chancellor-olaf-scholz-announces-visits-to-moscow-kyiv/

#アフリカ 1207 2022/5/24【ジンバブエで象牙販促会議】

すごく難しい問題ですが、ジンバブエで押収した象牙を販売したいとのこと。象が増えていて、その対処に資金が必要と。一方で販売OKにしてしまうと密猟が増えるとの懸念から反対も根強く。
”象牙使うの止めよう運動”だけでは解決しない話ですね。。

・ジンバブエで象牙の在庫をさばくための国際支援を得るための国際会議
・ジンバブエには押収した6億ドル相当の象牙在庫があるがワシントン条約で販売が許可されていない
->ワシントン条約CITESからの脱退を示唆
・主要消費国:中国、日本
・保護団体は密猟につながるとして販売に反対
->過去2回、日本と中国での販売が許可されたが密猟が急増
・ジンバブエによると象の数は年5-8%で増加しており、持続可能ではない
->資金が必要->象牙販売したい

Zimbabwe opens conference to promote sales of elephant ivory
https://www.africanews.com/2022/05/23/zimbabwe-opens-conference-to-promote-sales-of-elephant-ivory/

#アフリカ 1208 2022/5/25【アフリカ版Airbnb】

Airbnbがアフリカで普及していないのはモバイル決済が出来ないから、とカメルーン人がアフリカ版AirbnbのBongaloを立ち上げ。
宿泊費の高さは旅行の妨げになりますし、これでアフリカ旅行が盛んになるといいですね

・宿泊シェアサービスAirbnbは2008年から200か国600万物件
->しかしアフリカでは今一つ。モバイル決済が出来ないのが原因の一つ
・カメルーンのスタートアップBongalo:モバイル決済可能でアフリカのAirbnbを目指す
・アフリカ大陸内の旅行を妨げているものはコスト
->通常のホテルは一晩50ドル。Bongaloでは40ドル
・Bongaloの利用者は25-35歳。銀行口座なしでも支払いOK
・現在はルワンダベース。今後はコートジボワール、セネガル、ケニアに、そしてアフリカ全土に拡大したい
・GoogleのGoogle’s Black Founders Fund in Africaで出資を受けている
・Airbnbがモバイル決済を可能にしたとしても勝機はある「みんな地元産のものを好むから」

Could this Google-backed startup become Africa’s answer to Airbnb?
https://edition.cnn.com/travel/article/bongalo-airbnb-africa-mobile-money-spc-intl/index.html

#アフリカ 1209 2022/5/26【南アフリカの政党がフランスにアフリカから去るよう要求】

南アフリカの政党がフランスへの抗議運動。ここ最近アフリカ中で起きているようで、イデオロギー的な活動になっているのでしょうか。

・南アフリカの政党がプレトリアのフランス大使館で抗議運動
・「フランスはいまだに旧植民地に深く入り込んでいる」
「フランスの植民地主義はアフリカ大陸の植民地の中でも非常に酷いものだ」
・フランスのアフリカ政策に抗議する運動はこの数か月アフリカ中で広がっている

South Africa: EFF protesters march demanding France leave Africa
https://www.africanews.com/2022/05/25/south-africa-eff-protesters-march-demanding-france-leave-africa/

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