先日、「Coffee Table Book(コーヒーテーブルブック)」という英単語を目にしました。この単語、ご存知でした?
コーヒーテーブルブックとは?意味と特徴
コーヒーテーブルに置いておくような、大きくて重くて高価な本のことです。
インテリアの飾りとして使われるもので、本の中身についてはさほど重要ではないようです。
写真が多く、さらっとと見たり、客人との話のきっかけになったり。
日本語だと同じ概念の言葉は存在していない気がしますね。
積読とも違いますし。
日本の家にはそんな大きな本を飾るスペースが無いからでしょうか。単語一つで文化の違いを感じます。
マルタで見かけるコーヒーテーブルブックの実例
コーヒーテーブルブック、そんな言葉があるのね~といたく感心しましたが、それでひとつ腑に落ちたことがありました。

マルタの本屋や博物館併設のミュージアムショップでは、マルタの歴史や観光スポットに関する本が並んでいます。どれもこれも表紙から重厚で、数百ページもあるような立派な本たちです。
昔のドラマでは、重いガラスの灰皿で頭を殴って死なせるような殺人事件がよくありましたが、あの灰皿並みの殺人力がありそうな本たちです。
そのマルタの分厚い本たちは、全く売れているようには見えないのですがどのショップにも沢山陳列されています。
これを完読出来る人は居るんだろうか。せっせと頑張って作った人々の労力を考えて、私は勝手に申し訳ない気持ちになっていました。
まさにこういう本です。ハードカバーの528ページ!2万円超え!!
(2025年8月時点の1ユーロ170円で計算)

読まなくてもOK!コーヒーテーブルブックの存在意義
ところが、「コーヒーテーブルブック」という言葉を知り、「あのマルタの本たちはコーヒーテーブルブックだったのか!読まれなくても問題なかったのか!!」と非常に納得して腑に落ちたのです。
新たな概念に出会うことで、あれらの本の存在意義が分かったのです。
これからは、読まれなさそうな分厚い立派な本を見かけたら、コーヒーテーブルブックなんだな、と理解して、余計な心配をしないですみそうです。
世界が少し広がる瞬間です。
Amazonでも見つかるフェイク・コーヒーテーブルブック
さらに、アマゾンではコーヒーテーブルブックですらない、インテリアのための偽物の本を発見しました。
レビューも沢山付いていて、評価も高い。アメリカからのレビューが多いようですが、アメリカのインテリアにはコーヒーテーブルブックが必須なのかもしれません。
コーヒーテーブルブック文化は海外のインテリアに根付いていることが分かります。
思いっきりフェイクブックと書いてある、その商品はこちら。
アマゾンで装飾用フェイクブック 4点セット コーヒーテーブルブック装飾を見る
ちなみに「コーヒーテーブル」とはソファの前に置く低いテーブルのことだそうです。スタバのソファ席のテーブルですね。
アマゾンでコーヒーテーブルを検索すると、コーヒーテーブルブックが乗ったテーブルが出てきます。コーヒーテーブルとコーヒーテーブルブックはセットのようです。
アマゾンでコーヒーテーブルを見る
コーヒーテーブルブックの歴史と雑学
意外にも、コーヒーテーブルブックの概念は古く、wikiを見てみると1581年あたりから存在しているようです。
ちなみに、マドンナの写真集SEXが一番検索されている絶版コーヒーテーブルブックだとか。
本が一般大衆に普及してからポピュラーになった言葉らしいのですが、たしかにそうでしょうね。
単語1つから文化の違いやら概念について考えてみましたがなかなか面白かったです。

