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人はなぜ寒いところに住むの? 都市と気候を考える

マルタ
夏を過ぎても泳げるマルタ
この記事は約5分で読めます。

先日訪れたポーランドがとても寒く、つくづく「人はなぜ寒く過酷なところに住むのだろうか?」と考えてしまいました。
みんな暖かい土地で楽しく暮らすことは出来ないんでしょうか。

私は東京に居た時分ですら、寒くて嫌でした。
人はなぜ寒いところに住むのか?
ちょっと考えてみましょう。

寒かった冬のポーランド

「人が多い場所=大都市」は寒い?

寒いところはイヤ、と思うのですが、人の多く住む大都市は寒いところが多いですね。
ニューヨークもロンドンも冬は寒そうです。ヨーロッパ大陸の各都市も冬はマイナス気温の場所がたくさんあります。東京だって充分寒いと思います。
寒冷地に人がたくさん住んでいるのです。

寒くないと大都市になれない?暖かいと発展しない?
気候と都市にそんな相関関係はあるのでしょうか。

大都市の成立条件は?

では、人が集まるような大都市が発生する条件は何でしょうか。

古代は水のある川沿いや海沿いで文明が生まれたと習った記憶があります。

現代でも、川や海沿いで交易が行われたり、人が集まって経済が回る場所が都市になっていると思います。
人が集まって経済が大きくなれば、様々な制度が整い、人的ネットワークも広がり、都市が大きくなっていくのでしょう。
(都市の成立について詳細が気になる方はWikipediaの都市ページなどをどうぞ)

そして世界的には都市集積化(都市集中)の傾向、つまり都市に住む人の割合が増え続けています。今では世界の半数近くの人が都市に住んでいるようです。
(世界都市化のデータはこちら)

都市が人を呼び寄せています。

寒さはなぜ後回し?

都市ができて大きくなっていく中で「寒いかどうか」というのは優先度が低いのでしょうか。

寒さが致命的でなければ、みな生きていくために経済や仕事が最優先になるのかもしれません。
寒さは衣類や暖房で対処が出来ますしね。

考えてみれば私にしても、真剣に海外移住を考えたのは仕事をしていない時期でした。
仕事をしているときは通勤の利便性を最優先に居住場所を決めていました。
生活を考えると優先するのはどうしても経済、仕事です。
それに加えて、親やパートナーといった家族や、友人などの人間関係も優先度が高いでしょう。

生きていくのに必須となるものを優先した結果、「寒いところよりも快適な暖かいところ」の優先順位が低くなるのは当然かもしれません。

でもやっぱり暖かいのがいい

暖かい大都市は?

一方で、暖かいところで発展している都市はあるのでしょうか。

シンガポールやバンコクなどは暖かい大都市ですね。あるにはあります。
暖かい場所だから発展しない、ということもないようです。

人間の意思決定方法とは

「生きていくのに必須なもの」優先で住む場所を決めるとしても、実際の選択は理屈どおりにはいかないこともあるでしょう。感覚や直感で決めている部分も少なくないかもしれません。

人は直感で決め、理由を後付けする

人間の意思決定は意外と合理的ではない、と聞いたことがあります。

人はお金が絡むような重要な決定でも、必ずしも合理的に決めている訳ではないのです。(行動経済学というやつですね)
「なんとなく」「つい」という感情や癖で行動することがあります。

(ご興味ある方は行動経済学が最強の学問であるなど良いかもしれません。すごいレビューついてます)

さらに、決めたものに対して、後から“もっともらしい理由”を付け足して正当化しがちです。(心理学でいう合理化
そうやって、決めたことが固定化されます。

一度定着したら現状維持

こうした傾向もあり、一度その地に住み着いて安定すると、あえて他所へ移動することはなく、なんとなくの日常が続いていくのは不思議ではありません。
仕事があって生活が回っている中で、「寒いから暖かいところへ引っ越そう」というのはかなりのきっかけがないと出来ませんね。

また、人には、損失や後悔を避けようとして、変化よりも現状を選びやすい“現状維持バイアス”というものもあるようです。

私にしても、東京から暖かいイメージのあるマルタに引っ越してきて、マルタは意外に冬は寒いのですが、だからといって「もっと暖かいところへ」とはなりません。
寒いには寒いのですが、ここに住み続ける理由は他にもあるし、やはり「寒いより暖かいところ」の優先順位がそこまで高くないのです。
それも後付けの理由で現状維持バイアスでしょうか(笑)

寒さは優先順位が低かった

つらつらと考えて来ましたが、寒さに触れると「寒いのイヤ!」と思いつつも、結局は「寒さ・暖かさ」の優先順位がそこまで高くないこと、そして現状維持の傾向があることが大きい、という結論になりました。

都市の発生条件にしてもそうかもしれません。快適な気候の方がいいかもしれないけど、そこまで気候の優先度は高くない、と。

今後、気候変動がより激しくなって、東京がもっと灼熱になったり極寒になったりしたら首都移転や都市移転などの構想も本格化するかもしれませんが、今のところは気候の優先順位は人類にとってそこまで高くないようです。

おまけ:住めなくても、行けばいい

住む場所を変えるのは大変でも、旅行なら話は別です。
寒いのが嫌なときは、暖かい土地へ飛んでいくのもいいでしょう。

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