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シチリア・モディカ1泊旅:マルタ発フェリーで世界遺産の街へ。食の豊かさと安心価格

モディカの街 マルタ
世界遺産モディカの街
この記事は約14分で読めます。

シチリア島へ1泊旅行に行ってきました!マルタから一番近い外国、イタリアの島です。

実はマルタはいま、イラン戦争の影響で非常に混雑しています。中東方面に旅行に行けなくなった人がマルタに押し寄せているようで、ハイシーズンの夏のような賑わいです。

一方、イタリア本土からの観光客の多いシチリアは、3月中旬のオフシーズンということもあり、閑静で落ち着いていました。
特に、世界遺産の街モディカ(Modica)はバロック建築の素敵な街でした。

マルタからフェリーでわずか90分。喧騒から離れた静寂と、豊かな食、そして良心的な物価のモディカ1泊2日の旅レポートです。

Duomo di San Giorgio

サン・ジョルジョ大聖堂(Duomo di San Giorgio)。上の鐘楼も登れます。

喧騒を離れてシチリアへ。豊かな食と安心の物価

マルタとシチリア島は大きさがかなり違います。
マルタは東京23区の半分のサイズ、シチリアはまるっと関東地方、といった規模感の違いです。

マルタから訪れると、シチリアはとにかく巨大に思えます。果てしなく広がる緑に海。自然がたっぷりです。
建物のスタイルも、マルタと似ているようで、どこか異なります。

また、物価の安さと食べ物の美味しさには驚きました。
マルタはインフレで物価が上がりに上がってますが、今回訪れたモディカのレストランやカフェは、数年前のマルタ価格です。
これくらいなら気持ちよく払えるよ!となります。

また、食べ物も美味しくて。ホテルの朝食で食べた、ただのゆで卵やパックのヨーグルトでも異様に美味しく、これが「広大な農地のパワー!?」と感激しました。
マルタも美味しいのですが、比べてしまうとどうしても輸入品が多いのと、農地が限られているのが違いかなと思います。

シーフードパスタ

モディカで食べたシーフードパスタ。太麺でしっかり食べ応えありました!


ランチのシーフードパスタは12ユーロほど。(1ユーロ180円とすると2160円。円換算するとなんでも高いですけどね)
マルタだといま18ユーロくらいはすると思います。(3240円)

シチリア名物Scaccia (スカッチャ)。パリパリの薄い生地で具材を包んだもの。


シチリア名物スカッチャも良かったのですが、船酔いの影響で到着日夜はあまり食べられませんでした。無念です。

世界遺産モディカ観光。チョコとバロックの街歩き

シチリア島南部の街モディカは、山間の谷間に広がっている街です。
かつては国家並みの力を持つモディカ伯領(Contea di Modica)の首都でしたが、いまはとても静かで落ち着いた街。
シチリアの「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」として世界遺産に登録されている街の一つです。

ピリっとヒンヤリする山間の空気に、日本の箱根を思い出しました。

夕暮れのモディカ

モディカ観光は街歩きがメインになるかと思います。
谷底のメインストリートにはカフェやレストラン、お土産屋さんが並んでいます。

モディカのメインストリート

サクサク食感!伝統のモディカチョコレートと蜂蜜

モディカチョコレートは、昔ながらの低温製法で作られたチョコだそうで、何も知らずに食べた時はクランチチョコかと思いました。
それくらいサクサクなんです。
軽く食べられますが、食感は軽くてもカロリーは変わらないと思います、残念ながら。

初めて食べるタイプのチョコでした。モディカを訪れたら一度は食べてみてください。
溶けにくいらしいので、お土産にも良さそうです。
どこのお店でも1枚2.5ユーロと価格を揃えているようでしたので、どこで買っても大丈夫です。

蜂蜜もたくさん種類がありました。シチリアの名産ですね。
マンダリンの蜂蜜を買ってみましたが美味しかったです。

シチリア土産に

シチリアの明るい柄のターバンを自分用に買ってみました。

シチリア柄のターバン

可愛いのですが、買ってから装着してみたところ、私にはキツかったです。自分の頭の大きさを忘れていました。アジア人とヨーロッパ人のサイズは違いますね。
頭に着ける以外の活用方法を模索しています。
みなさんもお気をつけください。

高低差150mを攻略!市内観光バス

30分ほどで市内を巡る観光バスに乗りました。

観光バス

観光バス


自力徒歩で上まで登るのはかなりハードなので、バスがオススメです。価格も5ユーロとお手頃。

地図だと分かりませんが、結構な高さを登って降りるのです。高低差150メートルとか?!


1時間おきに走っているのですが、シーズンオフだと乗客が少ないようで、「乗客4人以上いないと走らないよ。それともチケット4枚買ってくれれば走るよ」とボラれそうになりました笑
ただ、売り子のお兄さんも一応言ってみた、という感じで、強いボッタクリ感はなかったので安心ください。

「また来るわ」と、しばらく散歩して戻ってきたら他の乗客がいたので、無事乗れました。
私の乗った回以外でも、バスが運行しているのは見かけたので、乗客足りないと言われてもしばらく待ってみるのがよいと思います。

観光バスにて。モディカの街の上の方

サン・ジョルジョ大聖堂 Duomo di San Giorgio

サン・ジョルジョ大聖堂あたりまでなら徒歩でも行けますし、観光バスで途中下車も出来ます。
2ユーロほど払って、てっぺんの鐘楼まで登りました。
狭い螺旋階段を登るのが疲れましたが、モディカの街が一望できます。

山の斜面に幻想的な夜景

ホテルのサイトでも夜景の写真が使われていて、なんでだろ?と思っていたのですが、夜景がとても綺麗でした!
山の斜面にたくさん建物があり、その一つひとつの光がいい雰囲気を醸し出しています。

ホテルからの夜景


写真では綺麗さを伝え切れませんが、静かで美しかったです。

バロックの街並み一望のホテル San Giorgio Art Hotel

ホテルはこちらに泊まりました。眺めが素晴らしく、ホテルの人も親切で、良いホテルでした。
モディカの街は古い建物を維持しているようで、ホテルも古い建物ながら内部はモダンにリノベーションされており、趣がありました。
景色を楽しめる部屋を予約するのが良さそうです。
San Giorgio Art Hotel

モディカを見て回るのは半日もあれば充分なくらいですが、この静かな街を堪能するのはゆったりと一泊するのが良いと思います。
昼と夜の姿を楽しめますしね。

マルタからフェリーでシチリア旅。乗船手順と船酔い対策

シチリアへは飛行機もありますが、今回はフェリーにしてみました。
1時間半ほどのフェリー旅です。料金は往復100ユーロ。
当日内の往復だと割引がありましたが、朝が早くハードスケジュールになると思います。

私たちは午後のフェリーで出かけて、翌日夕方便で戻りました。

フェリー内は有料でスターリンクのWifiが使えるようでした。私は船酔いでそれどころではありませんでしたが。

バレッタの乗船手順とチェックイン

フェリーはバレッタのVirtu Ferriesから乗ります。アッパーバラッカガーデンのエレベーターを降りて、右方向です。ウォーターフロントより先です。

マルタのVirtu Ferries乗り場


サイト上には「出発1時間前には来るように」とあったので、ギリギリになってしまって焦ったのですが、全く問題なしでした。出発45分前にようやくチェックインゲートが開きました。
でも出航は20分ほど早まっていました笑
時間通りではないようなので、余裕を持って行動しましょう。

チェックインはパスポートとチケットを見せるだけで、荷物チェック・ボディチェックは無く、空港よりも簡単でした。
シェンゲンエリアなので、パスポートのスタンプはありません。
(ただし、シチリア側でセキュリティゲートは見かけたので、荷物チェックをすることもあると思います)

悪天候翌日のフェリーは避けよう

2日間ほど悪天候でフェリーが運休していたのですが、旅行当日は晴天で風もなかったので、急遽「今日行こう!」とフェリーとホテルを予約して出かけました。
ところが、我々は海を理解していなかったんですね。

陸上では風がないと思ったのですが、海はまだまだ波が高く。
動画だと分かりにくいのですが、バレッタのグランドハーバーの時点で波が強く、ものすごい揺れています。


思いっきり酔いました。本当に辛かったです。久しぶりにこんなに辛い目にあいました。

フェリーターミナル近くのレストランでサンドイッチを買って、出航前に慌てて食べて満腹になっていたのですが、満腹状態も船酔いには良くないです。
乗船前にあんなに食べるんじゃなかった、と本当に反省しました。
船内の売店でコーヒーや軽食も買えますので、出航前に急いで食べるのは止めましょう。

フェリーで頼めばエチケット袋貰えます。ご参考までに。

フェリーのエチケット袋。英語だとsick bagとかmotion sickness bagです。

マルタで一番美味しいサンドイッチ?!人気店「Ta’Censu」

ちなみに、その船酔い悪化の一因となったサンドイッチですが、マルタで一番美味しいのでは??というほど美味しかったです。びっくりしました。
まだ船酔いになる前でしたしね、美味しさに感動しながら食べました。
お昼時に地元民で賑わっていたので、信頼できる人気店だと思います。
お店はこちら:Ta’Censu

卵とハムとチーズと野菜、とにかく美味しい。半分食べたところ。

フェリー乗船の直前以外に行ってみてください。

帰りのフェリーは快適なクルーズ

翌日、帰りのフェリーは波もなく、うたた寝出来るくらいでした。
フェリー自体は船内も豪華で、波が無ければ快適です。

ゴージャスなフェリー船内

念の為、酔い止めは飲みました。
また、生姜が吐き気に効くらしく、ジンジャーの入ったジュースと、ジンジャー&レモンのハリボを事前に購入して食べておきました。多分それも効きました。

身を持って学んだフェリー船酔い対策(大事!)

今回身を持って学びました。以下、フェリーの船酔い対策です。

・悪天候翌日はまだ波が高い。船旅は避けよう。
・酔い止めを事前に飲もう。
・満腹での乗船は避けよう。空腹すぎるのも良くない。
・生姜が効く。ジンジャーエールや生姜ハリボを摂取しよう。
・心配だったらエチケット袋を貰おう。

アマゾンもチェックしておきましょう。酔い止め薬やグッズを検索

そういえば冬のコミノ行きの記事でも船酔いの危険がありました。

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シチリア現地の移動法。タクシー利用と鉄道運休に!

シチリアについてからの移動はマルタより大変でした。
さすがイタリアです。

フェリーターミナルからモディカまで

フェリーはシチリアのポッツァッロ(Pozzallo)に到着します。
オフシーズンの3月の平日昼間でしたが、フェリーが到着したらターミナルにはタクシーが待っていました。
ここでタクシーに乗って移動するのが簡単だと思います。

私たちは船酔い直後だったので「車は辛い、少し歩こう」とポッツァッロの中心地まで歩きましたが、30分以上かかったでしょうか。かなり遠かったです。

ビーチ沿いは海が綺麗で良いのですが、街自体は特に何もなく、小さな商店やカフェがある程度です。

ポッツァッロの海岸

ポッツァッロの海岸

バスに乗ろうとバス停に行ったのですが、2時間に1本みたいなレベルで、諦めてタクシーにしました。

タクシー料金の相場は:タクシーは高い

物価安めのシチリアですが、タクシーは高かったですね。
ポッツァッロからモディカまで50ユーロ!高い!

マルタでタクシーに50ユーロも出すことはないので、びっくりしてしまいました。
法外な価格というより、シチリアが広いのでお金がかかるんだと思います。
流しのタクシーに声を掛けられて乗りましたが、Uberで確認しても50ユーロくらいでした。

イタリア鉄道の運休。振替バスを利用

翌日の帰りは、モディカから電車でポッツァッロまで。
電車も2時間に1本くらいなので、それに合わせて駅まで行って、3.9ユーロの電車の切符を買って待っていたのですが。
予定時間になったところで、急に駅員が出てきて「電車運休です」と。
ああ、イタリアw

「振替のバスが来ます」「良かった、何時に?」「分かりません」
ああ、イタリアww

運休の理由も、ある駅員は「エンジンのトラブル」、別の駅員は「線路の工事」。まあ良いんですけど。

その運休予定の電車はプラットフォームまでは来たのですが(当駅止まり)、車両を見たら日立のロゴがありました。
運休は日立のせいじゃありませんように。なんとなく日本人として責任を感じてしまいました。

シチリアのHitachi。車両の右上に日立のロゴがあります

イタリア語の駅員さんでしたが、英語で聞いたら英語で答えてくれて、親切で感じは良かったです。運休ですけど。

モディカの高架橋、Viadotto Guerrieri。駅はこの巨大な高架橋の方向です。

で、振替バスが来るのも駅ではなく、「向こうの郵便局の前」というので、急いで徒歩で移動。
他の乗客たちと待っていたら、ほどなくバス到着。あまり待たずに済みました。

特に電車のチケットを確認されることもなくバスに乗れたのですが、ちゃんとポッツァッロまで行ってくれるのか不安で、わざわざチケット見せて「ここに行きたいんです」って強調しておきました。
バスの旅は快適で、高台から海が見渡せたり、なかなか良かったです。

イタリアの交通は当てにならないと思いましたので、時間に余裕を持って移動するのが良さそうです。

また、想定外にも対応できるよう、eSIM(eSIM)やモバイルバッテリー(モバイルバッテリー一覧 )はしっかりもっておきましょう。

モディカの不動産事情とメッシーナ海峡大橋

街歩きついでに、モディカの不動産の張り紙を眺めていたのですが、不動産が良い感じの価格です。

10万ユーロ以下の物件もありました(日本円だと1700万円ほど)。
不動産も高騰しているマルタだと、もうそんな価格帯の物件は無いので、シチリアに家買う??と盛り上がりました。

食べ物も美味しいし、物価も安いし、人も親切だし、住むには良さそうです。
また、シチリアとイタリア本土を結ぶ橋、メッシーナ海峡大橋の着工をするとかしないとかの話があるようで、橋が出来たらシチリアが栄える時代が来るかもしれません!

その一方で、銀行手続きやら生活すべてがイタリア語になると思うので、言語のハードルが大きいですね。マルタは英語だけで生きていけますが、イタリアはそうは行かないでしょう。
また、シチリア南部の経済は低調らしく。ポッツァッロを歩いている時も、そんな雰囲気はやや感じました。マルタと比べて活気がなく、マルタではあちこちにあるクレーンもほぼ見かけなかったです。

しかし、よく考えたら安いと言ってもそんなにお金ないじゃん、という現実にぶち当たり、シチリア不動産の話は夢と流れたのでした。

とはいえ、シチリアといえば、ゴッドファーザーやマフィアのイメージですが、マフィアらしき人たちも見かけませんでしたし、特に怖い雰囲気も感じませんでした。
シチリアは今後要注目の場所かなと思います!

階段の街

Netflixでシチリアを感じよう

Netflixでシチリアを舞台にしたドラマ、山猫を見ています。(原題はIl Gattopardo、英語名はThe Leopard)

シチリア貴族の話で、シチリアの風景にゴージャスな貴族生活、時代の移り変わりと人間模様が面白いです。
シチリアを感じられるドラマなので、シチリアに行かれた方も、これからの方にもおすすめです。

原作のランペドゥーザの小説「山猫」は日本語訳も出てるんですね。映画にもなってるようです。
中古の紙の本しか無さそうですが、評価が高くて気になります。(こちら)

モディカ、シシリアおすすめ

1泊2日のモディカ旅、良かったです。
シシリアは広くて移動が大変なので、個人旅行の場合は詰め込まない旅が良いと思います。

一気にあちこち見たい方はツアー参加が良いと思います。
帰りのフェリーはツアー客の団体が乗ってましたが、疲れ切ってるように見えましたのでご参考までに。

次はまた、シチリアの別のエリアも訪れてみたいです。
イランを始め、今後の世界情勢が気になりますが、行きたい時に行きたいところに旅が出来ると良いですね。
みなさん良い旅を!

夜の教会

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